2005年もプログレ発掘の旅が延々と続いた年だった。
ボクにとってのNEWCOMERたち…ニール・モース、タンジェント、スポックス・ベアード、カイパ、ナイト・エリア、ハッピー・ザ・マン、トランスアトランティック、マリリオン、イッツ・バイツ
再発見盤…キャメル、ルネッサンス、ジェントル・ジャイアント、ラッシュ
再発見盤は、あの頃買う勇気とお金がなかったから聞いてなかったものを今になって聞いてみたヤツだから、それぞれバンドにはちゃんと個性ゆうもんがあった時代のもの。
ところが新しい(ボクにとって)バンドたちはいろんな面でそこそこの水準には達しているけど、これじゃ!と唸れるようなきらめく個性までは確立されていないものが多かった。
そして、新しいバンドを聴くにつけ、思い知らされるのが「ジェネシスとイエスの影響力のすごさ」なのだった。逆にピンク・フロイド、キング・クリムゾンの影響を受けた音というのがあんまりないのは驚き。ちょっとでもマネしたら、もろにコピーになっちゃうほど元ネタの個性が強過ぎるんでしょうねえ。その点ジェネシスとイエスは変拍子のおもしろさとスピード感とコーラスの浮遊感などマネするネタがいろいろ細かくて、ちょっと似た感じってのが出しやすいんでしょうかね。
ってことで、やっぱりジェネシスはすごい!と再認識させられた年だったので、このベストアルバムを2005年の年間ベストアルバムに選びました。
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