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THE BEST ALBUM OF THE YEAR

ここはその年のベストCDを勝手に発表するページです。
まさに完全な趣味の世界ですから、買うときの参考にはなりませんのんで、あしからず。

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THE BEST ALBUM OF THE YEAR 2005
genesis "PLATINUM COLLECTION"
 2005年もプログレ発掘の旅が延々と続いた年だった。

 ボクにとってのNEWCOMERたち…ニール・モース、タンジェント、スポックス・ベアード、カイパ、ナイト・エリア、ハッピー・ザ・マン、トランスアトランティック、マリリオン、イッツ・バイツ
 再発見盤…キャメル、ルネッサンス、ジェントル・ジャイアント、ラッシュ

 再発見盤は、あの頃買う勇気とお金がなかったから聞いてなかったものを今になって聞いてみたヤツだから、それぞれバンドにはちゃんと個性ゆうもんがあった時代のもの。

 ところが新しい(ボクにとって)バンドたちはいろんな面でそこそこの水準には達しているけど、これじゃ!と唸れるようなきらめく個性までは確立されていないものが多かった。
 そして、新しいバンドを聴くにつけ、思い知らされるのが「ジェネシスとイエスの影響力のすごさ」なのだった。逆にピンク・フロイド、キング・クリムゾンの影響を受けた音というのがあんまりないのは驚き。ちょっとでもマネしたら、もろにコピーになっちゃうほど元ネタの個性が強過ぎるんでしょうねえ。その点ジェネシスとイエスは変拍子のおもしろさとスピード感とコーラスの浮遊感などマネするネタがいろいろ細かくて、ちょっと似た感じってのが出しやすいんでしょうかね。

 ってことで、やっぱりジェネシスはすごい!と再認識させられた年だったので、このベストアルバムを2005年の年間ベストアルバムに選びました。

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THE BEST ALBUM OF THE YEAR 2004
PAT TRAVERS "P.T.POWER TRIO"
DARYL HALL & JOHN OATES "our kind of soul"

 2004年は「これだ!」っていうベストなアルバムには当たらなかったけど、今回は次点ということで二つ選ばせてもらいました。

 一つ目はパット・トラバースの「パワー・トリオ」。今時こんなオーソドックスなロックを真面目に、おそるべきパワーでやってる人はおらんで。聞いてても気持ちいいぐらいギターがんばって弾いてるし、ロックな歌い方やし、もうええ年やろうけど、友だちみたいな感じでホンマにええわ。選曲の勝利と言えなくもないけどね。その証拠にこの人の他のアルバムも買おとは思わんもんね。

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 もう一つは、これも選曲の勝利なんだろうけど、ホール&オーツの「アワ・カインド・オブ・ソウル」。地味やけど、聞けば聞く程、ええ曲やな〜って、ジワーっとくるのよね。
 そういえば、日本版のこのアルバムにはTVCMでもやってるニルソンの「ウイズアウト・ユー」も収録されてるらしいけど、こんな曲、どこがソウルやねん!こんな曲も一緒に並べられたらそれこそ「ミソもクソもイッショ」やんけ!今から買おうという人は絶対に輸入盤にしましょう。なんで our kind of soul にニルソンやねん!いえいえ、決してニルソンがアカンとゆうてるわけじゃなく、なんでもイッショくたにして売れればええという姿勢がイカンとゆうてるだけですので。

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THE BEST ALBUM OF THE YEAR 2003
FLEETWOOD MAC "SAY YOU WILL"
 この夏アメリカへ行ったとき、PowerBookを持って行った。そのPowerBookのiTunesライブラリーにはこのアルバムも入っていた。
 一日歩き回って遊び回って帰って来て、デリで買ったご飯を食べながら、日記風にお小遣い帳をつけていた。その時にかけていたのがこのアルバム。

 特に13曲目のSTEAL YOUR HEART AWAYは涙なくしては聞けない名曲だ。
 「花のサンフランシスコ(スコット・マッケンジー)」や「孤独の世界(PF.スローン)」にも通じるポップで分かりやすいコード進行とメロディ。シンプルなアレンジ。このタイプの曲はボクの「心の琴線」にモロに触れちゃうわけ。それはもうどーにもならない「好み」の問題です。ほんまに泣けてくる。

 バンド的に言えば「今更マックでええんか〜?」という感じもするけど、これは今年の夏の状況と、この1曲のおかげでやっぱりベストアルバムでしょう。
 この曲を聞きながらPowerBookをヒザから降ろすと、ベッドにはお腹いっぱいの彼女が・・・。←なに〜!どーいうこっちゃ〜?ウソ、ウソ!冗談よ。

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THE BEST ALBUM OF THE YEAR 2002
Peter Gabriel "UP"
 これはぶっ飛んだ。まさに飛んだって感じのすごいアルバム。ここまでやるか!ここまで出来るんだ!ゲイブリエルさん、天才!と叫びたくなる内容。

 「ながら」で聞くのは申し訳ないような濃い曲ばっかりです。逆にそれがシンドイ部分でもあるんやけど。
 難解でもなく、いやらしいポップさもなく、プログレかと言われればそうやし、ロックかと言われればそうやし、ジェネシスかと言われれば絶対ちゃうし、ほんとに素晴らしいアルバムです。2003年のベストアルバムにもこのアルバムから数曲入ってますが、他の曲とは密度がちゃう。

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THE BEST ALBUM OF THE YEAR 2001
PINK FLOYD "ECHOES The Best of Pink Floyd"
 ベスト・アルバムという形態ながら、この編集というか選曲から並べ方からジャケット・デザインから、トータルに練り上げられたアルバムです。
 ちょっと前なら「ピンク・フロイドのくせにベスト盤出すか〜?何考えてんねん!金儲けかー!」って怒ってたでしょうが、昨今の状況ではベスト盤ゆうても「何も考えんと、ええ曲ばっかり並べてたらええ」という時代ではありませんからね。

 それにしても何回見ても飽きないジャケットの写真は本当に素晴らしい。LPの大きさで見たかった。

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