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ここは最近買ったCDについて文句を言うコーナーです。
こういうのは完全な趣味の世界ですから、買うときの参考にはなりませんのんで、あしからず。

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フリートウッド・マック "ライブ・イン・ボストン"
FLEETWOOD MAC "LIVE IN BOSTON"
 CDが1枚とDVDが2枚のセットでたったの¥3,261という超お買い得!みなさん、アマゾンで買いましょう。(トップページのアマゾンのバナーを今すぐクリック)

 マックの4人が戻って来て、去年の「ベスト・アルバム賞」に輝く「セイ・ユー・ウィル」を出しましたが、その時のライブ。いやー、曲がいいですねー。「リアノン」から新曲まで、リンジーさんがギターを取っ替え引っ替え弾きまくってます。全部ピックなしで指で弾いてたなんて驚きでした。
 スティービー・ニックスの「スタンド・バック」まであって、めちゃ楽しいです。彼女自身もめっちゃ楽しそうに歌ってます。ハッキリゆって、かなりおデブちゃんになってます。お尻もでかいです。でも、あのへんなドスの効いた声で冷静に?歌ってるんですが、この曲だけはおかしな振り付けアリで実におもろいです。ちょいと時代を感じますが、聴きものであります。

 CDには2枚のDVDの中から選んで入ってます。つまりオール・ダブりです。だから安いんか〜?

 バックでパーカッションしてる人が日本人で、それだけでなんかうれしいです。

 尚、輸入盤のDVDはリージョンコードが違うので日本のプレーヤーでは再生できません。ボクはMacで見てます。

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ピーター・フランプトン "ナウ"
Peter Frampton "NOW"
 ハンブル・パイにおったフランプトンさんがソロになって「カムズ・アライブ」が大ヒットしたのが76年。あのときのトーキング・モジュレイターは大流行りしましたよね、「ショ・ミー・ザ・ウエ〜エエ〜イ」で。

 さて、あれから約30年!まずこれがすごいことです。参ります。(泉たまは今年で結成25年!)

 ちびちび書いてた曲を自宅のスタジオで録音&ミックスして「まだやってます。こんなん出来ましたけどー・・・」とCD出せるのがまたすごい。(いったいあのライブ盤でいくら儲けたんじゃー?)

 髪の毛もあの当時のロバみたいなロン毛じゃなくて坊主頭みたいになってるけど、顔はまだまだ若い。これもすごい。(泉たまは誰がどう見てもオッサンの集まり)

 一番の聞かせどころは「ホワイル・マイ・ギター・ジェントリー・ウイープス」!このギターソロがすごい!レスポールの音ギンギン!まだまだ弾けますゆうとこ見せてます。この1曲だけでこのCDはアリです。

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パット・トラバース "パワー・トリオ"
PAT TRAVERS "P.T.POWER TRIO"
 こんなすごいヤツがまだ生き残ってるとこがロックシーンのおもろいところ。

 クリーム「ホワイト・ルーム」、ロビン・トロワー「デイ・オブ・ザ・イーグル」、ザ・フー「ヤングマン・ブルース」、フリー「ファイヤー&ウォーター」、ディラン「ハイウェイ61 リビジテッド」、グランド・ファンク「孤独の叫び??やったかなー?」などロックの名曲をカバーしてメッチャおもろい。演奏も3人やからシンプル&ハードの見本。

 まさにこれも「スクール・オブ・ロック」世代に贈る必聴盤ですがな。延々繰り返して聞いても飽きません。

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ハンブル・パイ "ロック・オン"
HUMBLE PIE "ROCK ON"
 いやー、このジャケット、懐かしいねー。

 ハンブル・パイといえば「スモーキン」という名盤がありますが、これ(71年)も悪くない。スティーブ・マリオットは高音でシャウトして気持ちいいし、ピーター・フランプトンのギターもヘタウマで味わい深い。ボビー・キースのサックス入ってる曲もあって、ブルージーでいいノリの曲が続きます。

 しかし、この頃のロックアルバムは作るのん簡単そうやなあ。
 ギターリフのはっきりしたハードロックっぽい曲が3曲か4曲あったら、あとはブルース1曲、ゴスペルっぽいのん1曲、アコースティックなん1曲、それにアドリブ延々のジャージーなやつ1曲あったらアルバムできるもんなあ。

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スティーブ・レイ・ボーン "イン・ステップ"
STEVIE RAY VAUGHAN AND DOUBLE TROUBLE "IN STEP"
 またまたギター弾きまくり。ジョニー・ウインターよりも数倍ブルースブルースしてます。この弾きまくりなら後ろでドラムたたいててもイヤになりません。曲が短いし、リズムの変化も案外あるし、めっちゃタメててタイトなビートに酔っちゃいます。

 帽子かぶった写真の多いレイヴォーンさんですが、あんまり帽子が似合いません。このジャケットのように帽子と服だけ写ってるのはイケますが、顔も写るとあんまりです。残念です。

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ジョニー・ウインター "キャプチャード・ライブ"
JOHNNY WINTER "CAPTURED LIVE"
 ギター野郎の「弾きまくり」とは、まさにこのことだ!

 スタジオ録音ではそれなりのディレクターがおるんで、弾きまくりのギターソロよりも曲全体の出来を優先して作ってるやろうから、こんなことにはならんのやけど、いったんライブになると、このオッサン、放たれた野獣のごとく弾きまくりよる。
 エドガー・ウインターと一緒のライブもそうやった。(ジョニー・ウインター・アンドのときのライブはそうでもなかった印象やけど・・・)

 だからドラマーとしてはちょいと辛い。こんなけ前で弾きまくられたらバックでタイコたたいてても、「ちょっとー、オッサンー、ええかげんにせえよー」と思うやろなあ。

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ディテクティヴ "ディテクティヴ"
DETECTIVE "DETECTIVE"
 こーりゃぁ、すげえや。知らんかったー。

 ツェッペリンのスワン・ソング・レーベルからこのバンドがレコード出してたんは知ってたよ。2枚あったと思う。元イエスのトニー・ケイが入ってるのも知ってた。

 しかし、こんなカッコええとは知らなんだー。

 ドラムがええ!だよ〜んとした空間でボカスカたたいてる感じがええ。ジミー・ペイジがプロデュースしてる曲もあるぐらいやから、ツェッペリン風の音圧。これがいい!

 ただし、ギターもボーカルもツェッペリンには軽く及ばない。これはしゃーない。さらにトニー・ケイのおかげでプログレ・クロスオーバーみたいな曲もあってガックリという場面も。それを差し引いてもオツリが来る程カッコいい!超掘り出し物!

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ジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンス "アクシス:ボールド・アズ・ラブ"
Jimi Hendrix Experience "Axis:Bold As Love"
 非常にインド的というか東洋的なジャケットで、そんな雰囲気に染まってる音かな〜と心配しながら聞いたけど、ぜーんぜん心配いりまっしぇん。ジミヘンはやっぱり曲がいいねー。ジミヘンのギターにばかり耳が行っちゃうけど実はバックの二人かなりカッコいいです。

 「スクール・オブ・ロック」の映画で、ロック先生がギターの子に「これ聞け!」って渡すのがこのアルバムですがな。1枚目じゃなくて、こっち!ってのがいいねえー。

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イエス "トーク"
YES "Talk"
 これ、この時期のイエスの最高傑作?案外、ええで、これ!いや、ほんま。かなりええ出来やで。

 「スクール・オブ・ロック」の映画でロック先生がキーボードの中国人の子に「これ聞け!クラシックなんてブっ飛ぶぜ」って渡すのが「こわれもの」なんだけど、セリフをよく聞くと「ラウンド・アバウトのキーボードを聞いてみろ」ってゆってる。

 このアルバムは「こわれもの」には太刀打ちできんが、それに近いものがある。緊張感というか曲構成のイエス美学がちゃんと生きてる。掘り出し物であります。

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イエス "ビッグ・ジェネレーター"
YES "BIG GENERATOR"
 やらしいジャケットですなあ。全く趣味悪い。ヤッてる音楽も趣味悪い。ヒットした「リズム・オブ・ラブ」が有名やから聞ける程度。駄作です。
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