ジャケットが旧LP版とは違う!同じ写真やけど、実は違う!LPはもっとコントラストが強くって地面なんかもっと黒くてゴツゴツしてた。メンバーの姿もエッジがきつくて荒かった。CDサイズになってるから左右がLPより広範囲で写っている。これって、日本盤LPだけの問題なの?こんなに写真の雰囲気が違ってたなんて!
それはともかく、71年のこのアルバム、ロックでは最高傑作の誉れ高い作品。それは認める。当時、ブっとんだもん。聞きまくった。
でもね、ロック少年はなぜか悩んだというか疑問に思ったのよね。「トミー」の後が「ライブ・アット・リーズ」そして次がこの「フーズ・ネクスト」と来る。
この突然のカンペキさというか質の高さというか、大人なロックになっちゃったの?というか、スゴイんやけどスゴすぎて・・・というかね。キーボード(シンセ)ばっか?というか・・・。
でもそれって、時代を追い越しちゃったってことなのよね、一瞬。
もともとは「トミー」みたいに2枚組の予定で、スタジオ版とライブ録音のセットのつもりやったらしい。なにやらピート・タウンジェントの「ライフハウス・プロジェクト」ってのがあって、あの当時、マルチメディアで表現する!みたいなことをゆってたらしい。
でもあんまりウマイこといかなくて、プロデューサーのグリン・ジョーンズにダメだしされて、1枚もんのスタジオ盤のみになった。しかし、なにしろ実験的要素がいっぱいの曲ばっかりやったみたいで、その中からベストを選りすぐってアルバムにしたから、こんな高密度のロックが誕生したんでしょうね。
テクノロジーがロックを進化させたようなアルバムです。でもロジャー・ダルトリーの声があるからロックなんです!
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