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ここは最近買ったCDについて文句を言うコーナーです。
こういうのは完全な趣味の世界ですから、買うときの参考にはなりませんのんで、あしからず。

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カーヴド・エア "ミッドナイト・ワイアー"
Curved Air "MIDNIGHT WIRE (1975)"
 またまた買って損したシリーズ。なんせライブが意外とよかったもんだから・・・ガクっ。
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カーヴド・エア "空中浮遊〜エアボーン"
CURVED AIR "AIRBORNE (1976)"
 上のカーブド・エアと同時に買ったけど、買って損したシリーズです。ジャケット見たらだいたい想像つくわなー。しょーもないジャケットや。

 主要メンバーが抜けた後、食うに困ったソーニャのために無理やりメンバーかき集めて無理やり作ったアルバムなんでしょうねー。なぜかアメリカンロックになってます。ギターなんかスライドばりばりでサザンロックか〜?ってな雰囲気。曲の感じも明るい太陽!みたいな、リズムも軽メで訳の分からんノリです。

 たまーに昔のカーヴド・エアらしい曲もありますが、アルバムとしては退屈!アマゾンの宣伝では「プログレの傑作として評価が高い」とかウソ書いてあったので注意!→この宣伝に惑わされたワケではありませんぞ。この前のライブがよかったから、へんな期待をしてしまったのですー。

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ザ・フー "フーズ・ネクスト・デラックス・エディション"
The Who "Who's Next Deluxe Edition"
 ジャケットが旧LP版とは違う!同じ写真やけど、実は違う!LPはもっとコントラストが強くって地面なんかもっと黒くてゴツゴツしてた。メンバーの姿もエッジがきつくて荒かった。CDサイズになってるから左右がLPより広範囲で写っている。これって、日本盤LPだけの問題なの?こんなに写真の雰囲気が違ってたなんて!

 それはともかく、71年のこのアルバム、ロックでは最高傑作の誉れ高い作品。それは認める。当時、ブっとんだもん。聞きまくった。
 でもね、ロック少年はなぜか悩んだというか疑問に思ったのよね。「トミー」の後が「ライブ・アット・リーズ」そして次がこの「フーズ・ネクスト」と来る。
 この突然のカンペキさというか質の高さというか、大人なロックになっちゃったの?というか、スゴイんやけどスゴすぎて・・・というかね。キーボード(シンセ)ばっか?というか・・・。

 でもそれって、時代を追い越しちゃったってことなのよね、一瞬。

 もともとは「トミー」みたいに2枚組の予定で、スタジオ版とライブ録音のセットのつもりやったらしい。なにやらピート・タウンジェントの「ライフハウス・プロジェクト」ってのがあって、あの当時、マルチメディアで表現する!みたいなことをゆってたらしい。
 でもあんまりウマイこといかなくて、プロデューサーのグリン・ジョーンズにダメだしされて、1枚もんのスタジオ盤のみになった。しかし、なにしろ実験的要素がいっぱいの曲ばっかりやったみたいで、その中からベストを選りすぐってアルバムにしたから、こんな高密度のロックが誕生したんでしょうね。

 テクノロジーがロックを進化させたようなアルバムです。でもロジャー・ダルトリーの声があるからロックなんです!

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カリフォルニア・ギター・トリオ "CG3+2"
CALIFORNIA GUITAR TRIO WITH TONY LEVIN AND PAT MASTELOTTO "CG3+2"
 久しぶりに大笑いの曲に出会った。なんと「ドリフのズンドコ節」!それもクリムゾンの「21世紀の精神異常者」と合体させたアレンジで、もう傑作!なんせリズムセクションがクリムゾンからトニー・レビンとパット・マステロットが来てるからカンペキ!あのクリムゾンのバックに「ズンズンズンズンズンズンドッコ」って来るわけよ!これはなんぼガマンしても大笑いでしょう。

 これはトリオの中に日本人が一人混じってるからやねんけど、こいつ、ひょっとして関西人?笑いのツボを心得てるで。ところが、どうもこのアルバム、日本盤は出てないみたいやねんけどサ。出てたらもっと話題になるやろー。ヒカワキヨシよりもっとおもろいで。

 これを外人が聞いて「オ〜!ジャッパニーズ!」とか感激するのかねえ。そうは思えんなあ。「花笠音頭」もやってるけど、こっちはそういうエキゾチック狙いかもしれんが・・・。

 イエスの「ハート・オブ・ザ・サンライズ」もギター3本とリズムセクションでメッチャかっこええ。

 癒しとかゆうて、このテのインスト曲がトレンドみたいやけど、こいつらは「癒し」じゃないよ。ロックやで!

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プロジェクト・ワン "ジャズ・カフェ・スーツ"
ProjeKct One "Jazz Cafe Suite KCclub22 Dec.1997"
 ねむたい!っちゅうねん。
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フリートウッド・マック "セイ・ユー・ウィル"
FLEETWOOD MAC "SAY YOU WILL"
 メンバーを見てくれ!スティーヴィー・ニックス!リンジー・バッキンガム!ジョン・マクヴィー!ミック・フリートウッド!完璧にそろったメンバーでマックらしさ全開!素晴らしい!これは早くも今年のベスト候補ですよ。

 76分、全18曲というテンコモリの内容やけど、中だるみがないのが素晴らしい。
 たぶん、今までマックとしてやりたかったこと(曲)ゆうのが溜まってたんやろなあ。それがイッキに出せたという感じなんでしょう。

 スティーブ・ニックスの声でいつもマイってるけど、今回はリンジーのけだるい太い声がええわー。この人の歌の良さがやっと分かってきたわ。

 ところで世の中変わったなあという話。マックのサイトへ行ったら、アルバムの曲を惜し気もなくガンガン流してる(配信してる)。そこで何曲か聞いて「これはええわ!」と確信してから買えるようになってる。自信なかったらでけへんで。昔のアルバムなら分かるけど、ニューやで、おニュー!まあ、これは洋楽では常識になってきてるんやけどね。

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ジェファーソン・スターシップ "レッド・オクトパス"
JEFFERSON STARSHIP "RED OCTOPUS"
 名前がジェファーソン・スターシップに変わってからの2枚目(75年)。パパ・ジョン・クリーチが入ってる頃のん。名前は変わってるけど、73年の「ウインターランド」のライブとほぼ同じイメージの音。実はこのウインターランドのライブはジェファーソンの中ではベスト盤に入るでしょう。聞いてみて!

 さて、この赤タコもかなり粒ぞろいのいい曲が入ってる。たいして新しいことはしてないけど、当時のサンフランシスコの音はこーゆー感じだったのよね。時代が分かります。
 ときどきオールマンみたいな南部っぽい音になってるのも楽しいね。

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モントローズ "反逆のジャンプ"
MONTROSE "JUMP ON IT"
 このジャケットを見つけたときには文字どおり「ジャンプ・オン・イット」した。まさに飛びついたって感じで。
 おおっ、これぞ、ヒプノシスがデザインした幻のモントローズの4枚目(76年)。赤いスクール水着が斜めに配置され、動きというかスピード感あふれるデザイン。ジャケット史上こういう写真(下半身のアップ)はいっぱいあったけど斜めになってるのはこれだけでしょう、たぶん。ヒプノシス恐るべし。

 中身もスピード感&ドライブ感あふれるアメリカン・ハードロックぎっしり。なんせロニー・モントローズはエドガー・ウインター・グループにおった人やから、ある意味リック・デリンジャーにも似たとこあって、このアルバムでは曲もかなりポップな仕上がり。キーボードがかなりきいてて、なつかしのメロトロンもちょろっと鳴ってたりしてネ。
 さらに同じくウインター・ファミリーからダン・ハートマンが曲を提供してるんで、なんとなく全体がウインター・ファミリーっぽくなってる。安心して聞けるハードロックって変やけど、そーゆー感じのアルバムです。

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キング・クリムゾン "ツアー・ボックス"
King Crimson "The Power To Believe Tour Box"
 クリムゾンのワールド・ツアー会場限定?の「CD付きパンフレット」で日本では¥3000。

 内容はメンバーたちの肉声が延々と続き、英会話のリスニング練習にはバッチリ!退屈この上なし!

 演奏もちょこっとオマケ程度に入ってますがね。その程度ですか!

 厚生年金会館でフリップ翁が深々と頭を下げたのは「高いパンフレットをお買い上げいただき誠にありがとうございます。中身は日本のみなさんには退屈かもしれませんが、ファンなら買わざるをえないでしょ?ごめんね」という意味だったのだー!

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ストローブス "バースティング・アット・ザ・シームズ"
STRAWBS "BURSTING AT THE SEAMS"
 イエスにリック・ウェイクマンが加入したとき(71年)元・ストローブスとか紹介されて、ストローブスも有名になったみたい。でも、それって「可哀想」じゃん。もうリックが抜けた後だから「な〜んや、もうおれへんやん」ってなモンでしょう?

 「魔女の森から」というLPはリックがおったころの演奏で、なかなかブリティッシュな厚い音で気に入ってました。フォークっぽいようなプログレっぽいようなという音。

 このアルバムは73年の発表で、音的には別にリックがおってもおらんでも同じようなもんです。すごい!こともないし、しょーもないこともないし・・・。ってことは、やっぱり、たいしたことないってことやね。

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