よう、いてまっしゃろ?となりの車線を走ってる車がウインカー、かっちんかっちんさせてるのになかなか車線変更ようせんとウロウロしてる。入ってくるんかな〜と思って、こっちが減速したったらピュウーって行ってまいよるやつ。めっちゃハラたつ!
この映画は、その車線変更するのがヘタなもんどうしが事故おこしちゃう。相手が黒人やったからか、白紙の小切手渡してその場を立ち去ろうとする弁護士と、おいおいオレは別に金めあてで事故おこしたんとちゃうぞ!と怒る相手。まあええからええからと慌てて行っちゃう弁護士。くっそー!ハラたつ!オレもいそいでるんじゃー!とキレる黒人のおっさん。お前の車は動くからええけえど、オレのん動けへんやんけー。どないしてくれるねん!・・・おや〜?あいつ何か落として行きやがったぞ。なんかのファイルや。書類いっぱい入ってる。まあ拾っておこう。
さて、慌てて立ち去った弁護士、裁判所に着いてから大事なファイルがないことに気がつく。あー!あのときやー!あそこで落としたんやー!えらいこっちゃー。あれがなかったら、今やってる裁判がパーやがな。探しに行こう!
さて、車がダメになったオッサンもなんとか裁判所へ・・・(実はさっきの弁護士の向かった裁判所と同じ!)。このオッサンも子どもの養育権をめぐって元ヨメはんと裁判中だったのね。ところが遅刻を理由に「お前、やる気あるのかー」って怒られて、こっちもパーに。くっそー、あの事故さえなかったらー。ハラ立つー。あいつのせいやー!
で、ついに弁護士はオッサンを見つけるんやけど、オッサンもハラ立ってるからおいそれとはファイル返したれへん。ここらへんまでのドラマはかなり緊張感もあって、さあ、これからどーなるんや〜!と期待はどんどんふくらむんやが・・・弁護士もウラから手をまわしてヒキョーなことしたりするし、オッサンも脅迫まがいのことして弁護士を殺しかけたりする・・・しかし・・・。
完全に腰砕けのストーリー。おいおい、そうなるんかいな。なんでそんな解決方法なん?他になんにも思い付かなかったの?脚本屋さんよー。そんなオチでは誰も「よかった、よかった」とは納得せえへんで。見終わった時のガックリ感はすごいで。
ベン・アフレックとサミュエル・ジャクソンは「ミスキャスト」と言わせてもらおう。
自動車教習所で見せたらええ映画やね。車線変更でドジったらこんな目に会うでーというこっちゃ。
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