aa●●Movie No.30●●
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レッド・プラネット ☆☆☆ 2001.1/13
 ミッション・トゥ・マーズが公開されたとき、もう一つの火星ネタ映画として紹介されてたけど、どういうわけか、公開時期をずらせて半年も遅れちゃった。そのぶん、ゆっくり製作できたという話らしい。
 地球があと100年で人類の住めなくなる環境になってしまう。だから火星地球化計画。藻の一種を火星に繁殖させて酸素を作らせて、人間が住めるようにしようっちゅうわけ。でも、最初はうまくいってたのに、突然、酸素が減少し始める。その原因を調査しにいくのが、キャリー・アン・モス隊長のマーズ1号部隊。

 この設定をあっというまにナレーションで説明してしまうから、物語はいきなり佳境からスタート。これはなかなかシャレたテンポというかイイ感じの滑り出し。
 と思ってたら、マーズ1号がコンピューターの不調で操縦不能に!ええい!火星に上陸しちゃえー。ありゃりゃ、上陸船も故障だ〜!不時着だー!海兵隊から借りて来たロボットのアミーちゃんもどっかへ行っちゃった〜!・・・と、事件がドンドン起こって息つくヒマもなく、一人死に二人死に・・・。とうとう最後まで残ったバル・キルマーも、もはやこれまで!と思ったら・・・・。
 ストーリー運びも、あっと驚く展開も、CGの映像マジックも、まあまあ楽しめる出来で、まあまあよかったです。でも、火星ってグランド・キャニオンを赤くしただけの所なのねっていうのが残念でした。

「ミッション・トズ・マーズ」と同時公開されてたら、こっちの方が当たってたやろね。

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aa●●Movie No.29●●
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ホワット・ライズ・ビニース ☆☆ 2001.1/8
 ハリソンくんと美女・ミシェル・ファイファーのサスペンス・スリラー??監督があの!ロバート・ゼメキス!!どんなオタッキーな映画かな?と思ったけど、こっちが「ヒッチコックらしさ」が分からんから、そういう意味での面白さはなかった。
 湯気もうもうのバスタブ・シーンが何回も出てきて、あ〜あったか〜い風呂に入りたいな〜と思わせる映画。なんじゃそら!

 ドキーとさせるびっくりシーンがチョイチョイあるから、そういう意味では「恐い」かもしらんけど、それにしては前半のタラタラした設定の説明が長過ぎるぞい。

 オカルトっぽくなりそうで、ならない!完全に荒唐無稽なユーレイの話になりそうで、ならない。犯罪モノのカチッとした謎解きの面白みもない。という全てにおいて「中途半端」な映画でした。

 どうせなら、あの女子学生のユーレイがもっといっぱい登場して大暴れしてもよかったのにねえ。もひとつやったで。

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aa●●Movie No.28●●
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シックス・デイ ☆☆☆ 2001.1/8
 シュワちゃんのアクションSF大作?なんかのインタビューで「バーティカル・リミット」の出演をけって、これに出たとか書いてあったなあ。人間のクローンができて、自分が二人いる!という設定に惚れ込んだとか・・・。
 人間のクローン化を禁止する法律(6d法)ゆうのが10年前にできたという時代で、ペットのクローンが流行っているという時代のお話。なぜか自分が二人いることに気付いたシュワちゃんが、クローン組織をやっつけるんだけど、まあストーリーは分かりやすい。どんでんがえしも用意されていて、へー!って感じで楽しめた。

 ボクとしてはヘリコプターがジェットにもなる乗り物のCGがカッコよかったし、一応、近未来だから自動車もコンピューターで運転できるし、冷蔵庫も「牛乳がありませんよ」とか言ってくれて、即オンラインで注文できるようになってるとか、ありそうな未来がおもろかったかな?武器もただのピストルじゃなくて、スターウォーズみたいにビームっぽくなってて、弾がなくなったら電池みたいなもんを入れ替えてたとことか。そういう細かいこだわりみたいなんがおもろかったね。

 ロバート・デュバリュがクローンの専門家の博士で、自分の奥さんを1度クローンにして、長生きさせてるんだけど、奥さんが「もう、いいの」ってクローン化を拒むわけ。それで、この博士は人間のクローン化はアカンねんなーって悟るところは、よかったね。さすがは名優・ロバート・デュバリュでした。

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aa●●Movie No.27●●
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13デイズ ☆☆☆☆ 2001.1/2
 この映画のレビューを読んだりすると、「キューバ危機」についてある程度の知識がなかったらシンドイ」とか書いてあったので、予習して見に行きました。でも、全然そんな難しい映画じゃなかった。きっと、そんなこと書いたヤツは一般的な社会常識さえもないアホな若僧やったんでしょう。
 さて、ノンフィクションのように映画はすすんでいきます。キューバにミサイル基地が建造されているのをアメリカのU2偵察機が撮影。ミサイルに核弾頭が装備されれば、アメリカ全土が標的になり発射後5分でドカーン。これはエライこっちゃと、JFケネディ大統領とその弟ロバート・ケネディ司法長官、そして大統領補佐官のケビン・コスナーが世界の歴史を作っていくわけです。

 なんせ、この3人がホントに歴史を作った!という事実がスゴイ!エクス・コムという安全保障委員会みたいな会議も召集されて、いろんな意見が出されるし、軍は反共精神まるだしで「攻撃だ!侵攻だ!」って迫るんだけど、最終的な判断は大統領一人が決めるというアメリカのシステムがスゴイ!!これはスゴイ!!ほんとにスゴイ!!
 アメリカの映画では、大統領に限らず警察でも消防でも、危機管理的な場面での「誰が責任をもって判断し決定するか」という緊迫感ある設定がよくあるんだけど、そういう場面で個人がバシッとリーダーシップを発揮できるシステムになっているというところがスゴイ!と思うのよ。日本ではアリエン話。
 べつにドンパチ派手な戦闘場面があるわけでもなし、アクション・シーンがあるわけでもなく、ホワイトハウスとペンタゴン内だけの密室ドラマなんだけど、この迫力とサスペンス感はスゴイです。

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aa●●Movie No.26●●
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ダンサー・イン・ザ・ダーク ☆☆ 2001.1/1
 う〜ん。これはどないゆうたらええんでしょう?こういう映画をお正月にやってもイイの〜?って感じ???

 まず、全編ハンディ・カメラというか手ぶれブレブレのカメラで撮影してるので、画面が揺れる!揺れる!見てたら完全に「乗り物酔い」状態!だんだん気分悪くなってくる。絶叫マシン大好きなヨメはんでも「酔〜た〜」ってゆうぐらいやねんから、誰でも酔うはず。

 唯一の救いはビョークの似非ハリウッド風ミュージカル場面。この想像上のシーンはカメラ固定でしっかり撮ってくれてるので酔いません。このミュージカルシーンが全然華やかさのない地味な設定だからこそ、ドラマが増々現実味を帯びて着て、どうしようもないラストへとなだれ込んでいく!

 無実の罪をわざと受け入れて(これには深い訳があるんやけど聞かんといて)、絞首刑になる寸前にも、ミュージカルシーンになるんだけど、よく見ると、ここはカメラがブレている!つまり、この歌の場面は現実だってこと!想像じゃなく、現実の世界で心から歌ってるということ。

 ビョークってアイスランド??の人らしいから、なんとなく顔立ちが東洋系で、なんか知ってるお母ちゃんゆう感じやし、ああいう人、知り合いにおりそうやから感情移入はしやすい。だから、感動したいのはヤマヤマなんだけど、なにせ船酔い状態。泣けなかった〜。

 そして、最後になんとかなるんやろか!という一抹の期待感も、めちゃくちゃ心臓に悪い「音」で打ち消されてしまう!
 これが、正月じゃなく、船酔いもなかったら、☆はもっと増えるんだけど、ごめんなさい。

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a●●Movie No.25●●
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ダイナソー ☆☆
 すごいすごいCG!っていう前評判だったけど、そりゃまあ、CGの技術は日進月歩って感じで進歩してますよ。水とか波とか、そのへんのCGはさすが!でしたよ。でも、ディズニー・アニメだから、こんなもんなんでしょうね。
 最初の恐竜の卵がプラテノドン?プテラノドン?にくわえられて遠いところへ運ばれていくシーンで、ああ、これはジャングル大帝だー!って思った。山を越え谷を越え、広々と開けるジャングル?これはジャングル大帝やんか。

 おさるさんに育てられた恐竜ってとこは「狼少年ケン」で、新たな楽園をめざして旅をするってのは、まさしく「レオ」でしょ?物わかりの悪い頑固者の象さんみたいな独裁者も出てくるしね。

 1時間半しかないから、あっというまに解決しちゃって、めでたし、めでたし。大人にはもの足りん映画ですわ。
 だいたい、小惑星が地球に落ちてきて大爆発が起こったわりには、山火事程度で済んでしまったところに、このストーリーの間違いがあるのだ。
 でも、冬休みに親子ずれで映画でも・・・って思ってる人には100パーセント安心してお薦めできます。そこがディズニー・アニメの強いところです。

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aa●●Movie No.24●●
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バーティカル・リミット ☆☆☆ 
 最近のアクション映画の悪いクセで、本編のええとこ・おいしいとこを全部、予告編でみせちゃうのよね。だから、この映画も、どこで爆発が起こって、どこで雪崩が起こって、どこで誰が遭難して、誰が誰と助けにいくのか、ぜ〜んぶ分かっちゃってるのよ。だから、予告編さえ見とけば、本編を見なくても、話題にはついていけるわけ。

 でも、2回続けて見ちゃったってことは、アクション・シーンだけじゃなくて、ドラマ自体がしっかりしてる映画だってことでしょうね。人物がちゃんと生きてるってことでしょうね。うんうん、そうだ、そうだ。

 欲を言えば、妹のアニーを助けに行くお兄ちゃんがもっと「スタローン」みたいやったら、もっと泣くのになあ。それじゃあ「クリフハンガー」とおんなじになっちゃうけどね。

 チャック・ノリスをおじいちゃんにしたような、あの人はなんちゅう人ですか?よく見る顔の脇役俳優なんやけどなあ。

 しかし、ほんまにパキスタンの基地があんな山のてっぺんにあって、今でもインドに向かって砲撃してるんかいなあ〜〜?

 うしろに座ったアホっぽいギャル2人組!映画の途中でギャースカしゃべるんか?と思ったら意外と静かに見てたのでエライぞ!!ときどき「キャー、こっわぁ〜」とか「え〜っ、わっるぅ〜」とかゆうてたけど、それは自然な感想なので許すぞ。しかし、その連れの男2人!お前らはアホじゃ。なんで、途中でウロウロ席を立ったりするんじゃ。2時間ぐらいじっとしてられへんのか〜!バーカ!!

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aa●●Movie No.23●●
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チャーリーズ・エンジェル 
 アメリカには「恐竜戦隊ジュウレンジャー」を外人がやってる「パワーレンジャー」というお子さま向けの「戦隊モノ」アクションTVドラマがあるんですわ。(ジュウレンジャーと怪人が戦うシーンは日本のフィルムをそのまま使って、ドラマ部分はアメリカの俳優さんが代わりにやるの。)「東映まんが祭り」なんかでTVの映画版っちゅうのんやるやんかー。まさに、この映画はその程度のモンでした。
 昔、「スケ番デカ」ってのがTVで流行ったなあ。あれを今うれっこのタレント使ってリメイクしょーかー。ヨーヨーで敵を倒すシーンはちょっと金かけてCGガンガン使って「マトリックス」か「Mi-2」みたいなアクションシーンにしようよ。タレントさんは「プッチモニ」の3人でいこう。スケ番デカの初代・二代目・三代目の揃いぶみってな感じでさ。アイドルタレントを出すんやから、衣装はセクシーに、お色気シーンもたっぷりと入れて、男性ファンに楽しんでもらいましょう。お笑いシーンも随所に入れて、ラストにはNG集もオマケしちゃおう!ついでに音楽は小室先生にたのんで、タイアップで売りまくろうぜ。

 こういうバカバカしいこと考えるプロデューサーがアメリカにもおるみたいで、出来上がった映画も全くバカバカしいブルシット映画。

 キャメロン・ディアス!お前みたいなアホ娘、いっこも可愛らしくないんじゃー。

 ドリュー・バリバリ!「ET」の時のほうがかわいいぞ!

 もう1人の東洋エンジェル!ぶっさいくなんじゃー!「バンザイ」とかゆうな!
 それでもちっちゃい☆がついている理由・・・

 敵の要塞が登場するとき、ゴジラが登場するときの音楽が鳴った!それだけの☆一つ。トホホ・・・。

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aa●●Movie No.22●●
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シャフト ☆☆☆
 予告編を見るかぎり、サミュエルおじさんと伝説のシャフトとは、どうしてもつながらんかった。なんでサミュエルおじさんが・・・ってな感じで、見る気もなかった。

 しか〜し、始まったとたんに、あの「黒いジャガー」のテーマが、チャカワク・チャカワクと聞こえてくるじゃぁあ〜りませんか。キャーッ。これで決まり!カッコええ〜!
 考えてみれば、「黒いジャガー」なんて、いわゆるブラック・ムービーの草分けみたいなもんで、黒人がヒーローになる映画なんてそれまでは皆無だったのよね。そいういう時代に生まれた黒人ヒーロー「シャフト」なんだから、今でも黒人のブラザーたちには伝説のヒーローなわけなんでしょうねえ。

 今回も黒人ブラザーをいとも簡単に殺しちゃった白人野郎をシャフトがギャフンといわせちゃうストーリー。見ていて爽快!行け、行けー!ってな感じ。アルマーニの高そうな服着て、めっちゃカッコよさだけを追求したような図で、サミュエルおじさんもだんだんカッコよく見えてくる。撃たれても撃たれても全然当たらへん不死身さがケッサクやったね。

 例のチャカワク・チャカワクが全編に鳴り響くから、体も勝手に動き出すって。

 まあ、ラスト・シーンは意外な展開だったけど、結局アメリカもあれから何も変わっちゃいないぜってこと?

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aa●●Movie No.21●●
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スペース・カウボーイ ☆☆
 イーストウッドも、もう70か〜。ハリウッドでは「大御所」のくせして、「またええ年して、こんな映画つくってしまいましたわ〜、はーはーはー!」とかゆーてるんやろうね、きっと。
 宇宙飛行士になれる!と思った瞬間、チンパンジーにその役を横取りされたイーストウッドたち4人のオジンたちが、今度こそ宇宙へ旅たつ!!スカイラブ計画時代のソ連の通信衛星が故障中で、ほっといたら地球に落ちてくる!これはえらいこっちゃ。

 オジンたちが今風の訓練をしたり、若いモンとひともんちゃくあったり、老体にムチうってがんばってるという展開は楽しめた。これが前半のドラマ。

 ところが、後半、シャトルにのって宇宙へ出たまではよかったけど、ドタバタしてる間に、なぜかT・L・ジョーンズが決死の特攻隊員になっちゃって、あれ〜?ゆうてる間に終わっちゃった。だーめだ、こりゃ。

 だいたい、ソ連の通信衛星に核ミサイルがかくしてあるなんちゅうことでは、誰も驚けへんし、「ベイブ」のあのおじいさんが腹黒い悪モンをやったって、悪い人に見えへんし、シャトルを馬みたいに乗りこなすからカウボーイやって言うんなら、もっとギャグっぽくやってもらわんと笑われへんやん。

 NASAの全面協力でリアルになった分、遊びがなくなっちゃったね。残念。
 オジン4人の若い頃のシーンで、イーストウッド役をやってた若い俳優さん、そっくりやった。これはぶったまげた。CGで処理してるんかなと思ったけど、生身の人間やった。しぐさがめっちゃ似てたで。これは必見。

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