aa●●Movie No.20●●
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バトルフィールド・アース ☆☆
 しょ〜もな〜い映画かなっと思って、ぜ〜んぜん期待してなかったけど、案外なかなかオモロイやん。大笑いカット続出で、近くに客おらんかったから、1人でガハガハわろたった。

 なにしろ、トラボルタのやってるサイクロ星人がまったくのまぬけ。図ー体でかいから力は強いんやけど、頭が悪い。注目株のフォレスト・ウィッテカーもメイクごてごてで、誰や分かれへんし。ようこんなんで、地球文明を9秒で消滅させたなあ。おかしな話や。なんで人間の主食がネズミやねん。なんで酒をストローで飲むねん。なんであんな舌の長い女が好きやねん。人間は飛べるかもわからんゆうて実験するねん。人間を教育したら自分の首をしめる結果になるのん、なんで分かれへんねん。

 そのマヌケなサイクロ星人に絶滅寸前にまで追いやられた人間たちが、少人数でサイクロ星人をやっつけるわけやけど、そのへんあっちこっちに、ターミネーターのような、マトリックスのような、スターウォーズのような、インデペンデンスデイのような、マッドマックスのような、見たことある映画のおいしいカットがチリばめられてるのよ。ここが楽しい。

 SFXがゴジラのパトリック・タットプロスとか、スターウォーズの人とか、そういう系やから、同じようなネタやってるんで、見たことあるなあ〜って思うわけかな。
 まあ、なんにも考えんと見てるぶんにはハラもたてへん映画ですわ。

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aa●●Movie No.19●●
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インビジブル ☆☆
 いや〜、きしょくの悪い映画でした。いきなり、ネズミが透明犬にガブリとやられて、血だらけになるシーンで、これはB級ホラーやったんやーと悟りました。

 しかし、監督のポール・バームクーヘンゆうオッサンも、こういう血みどろシーンが好きやなあ。「スターシップ・トイレットペーパー」も、たいがい胴体チョン切れシーンが多かったしなあ。ソニーのデジタル合成の技術で「現代の透明人間」を作ったらどーなるかという興味だけで見に行ったんやけど、そこは満足できましたねえ。だんだん、消えていくとか、だんだん見えてくるとか、めちゃくちゃ気色悪いけど、あんなんになるんかな〜って納得しちゃいました。なんせ、透明ですから見えません。だから、水かぶしたり、血ィぶっかけたり、消火器の煙りをふりかけたり、ヤケドさしたり・・・と、見えんもんを見えるようにするとこがオモロイ。

 透明になれたら、何がしたい?っちゅうのは、男やったら考えることは日本もアメリカもいっしょみたいで、女の子のおしり触ったり、風呂のぞいたり、やらしいことばっかりや。透明になれる薬を発見する化学者にしては、考えることがそこらのオッサンといっしょやゆうのは、どんなもんでしょうか?

 ケビン・ベーコンも透明になってしまうから、出てる意味ないやん。ひょっとしたら、透明になってるときは誰か違う人がやってたんとちゃうか〜?

 透明になるとき、ベーコンさんのチ○コが見えてたけど、映倫では男性の場合はOKなん?

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aa●●Movie No.18●●
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X-メン ☆☆
 カナダ人のジョンはこの映画を20年間待った!と言って大興奮していました。子どもの頃から読んでいた、あのエックスメンが実写で映画になる!それだけで、あっちの人にはたまらんことやねんてー。

 日本人の私としては、テレビでやってたアメリカ製アニメで見てたぐらいで、そない興奮するほどでもないけど、アクション・シーンと特撮が楽しみで、「マトリックス」より進化してるかな?と期待して行ったわけ。

 しかし!
 1作目?の悲しさで背景になってる部分を一生懸命に説明せないかんから、そのぶんストーリーがダラダラしてくる。なんで、こうなったんかという説明が長い!そりゃあ、あのミュータントたちの生まれもった悲しみというか可哀想な生い立ちも紹介したらんと話にならんのは分かるけど、どんどん話が重苦しくなってきて、対決シーンまで待ってるのがシンドイで。「2」を作るときは、こういう前説(まえせつ)はイランからスッと話に入って行けるから、次に期待しよう。悪モンたちも結局は生き残ってるしね。

 アメ・コミでは赤やら黄色やらの総天然色やったのに、みんな全身黒づくめっていうのは「マトリックス」の影響??「エピソード1」でダース・モールをやった人が悪モンのミュータント役で出てたんやけど、鉄の棒をグルグルッて振り回してポーズを決める!ここは笑った。ピカード艦長は何をやってもピカード艦長でした。

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aa●●Movie No.17●●
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U-571 ☆☆☆
 かなり派手めの潜水艦映画。登場人物にスーパースターがいないから、ホンモノみたいな錯角に落ち入る。海の中でのドンパチ・シーンも迫力満点。音もよい。楽しめる戦争映画です。
 ドイツのUボート(これがU-571)から暗号解読機を奪おうとしたアメリカの潜水艦の乗り組み員が、攻撃を受けて自分の乗って来た潜水艦が沈没しちゃう。戻る船がなくなったアメリカ兵がUボートに乗ってドイツ軍をやっつけるというストーリー。ドイツの船の中でアメリカ人が苦労するとこはおもろかった。

 マシュー・マコノヒーが坊主頭にしちゃって、せっかくの美男子がパー。もともとヒョロっとして、か弱い感じやから軍隊には似つかわしくないなあ。でも、最初はアカンかったけど、だんだん指揮官らしくなっていくところはいいね。艦長なら多少の犠牲(水兵の命)は目をつぶらんといかんのだ。キビシー!もともとの艦長をしていたビル・パクストンは「シンプル・プラン」の善良そうなおっちゃんでしたが、この人も軍人らしくないので、へんな感じでした。

 爆雷をボンボン落とされて、潜水艦の真横でドカーンっちゅうたら、潜水艦がベコーってへっこんで船体の鉄板も揺れる!っちゅうシーンがカッコええです。

 この映画を見に行った数人の生徒の話では、爆発シーンが多かったので、例の「ポケモン」現象が起こったそうです。ビカビカーってくると、頭もクラクラーってなるやつ。

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aa●●Movie No.16●●
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眼下の敵 ☆☆☆
 CSで懐かしい映画を見ました。昔、日曜洋画劇場でよくやってたような気がします。ロバート・ミッチャムの潜水艦モノです。最近で潜水艦モノといえば、「Uボート」とか「クリムゾン・タイド」とか、すごい迫力の映画が思い浮かびます。

 この「眼下の敵」も素晴らしい映画です。駆逐艦と潜水艦のそれぞれの艦長の心理戦が木目細やかに描かれています。でも、なにしろ1957年の映画ですから、現在のCGとか新しいカメラ技術とかがない時代です。だから、おっきな据え付けのカメラ1台でロングで撮ってるだけなので、なんとなくヌボーっとしてしまいます。古い映画でも、そういうことが気にならない映画もあるんですが、こういうアクション系というか、戦争系というか、ドンパチの面白さのある映画は、古くなると「ダメ」ですね。今なら、こんな映像になるはずなのに!って思ってしまいます。

 これと同じようなことを、「合衆国最後の日」っていう映画をNHK衛星で見た時も思いました。今なら、こんなふうな映像で、こんなカメラワークで、って。

 ひょっとして、こういう感覚って、恐ろしいことなのかも知れませんね。殺人のシーンなんかでも、パーンって撃たれてウッ・ドタッでは、もうビビりませんからね。「マトリックス」ぐらい撃ちまくって、「プライベート・ライアン」ぐらい血を流して、「フェイス・オフ」ぐらい派手でないと、もうビビりませんからね。

 なんとなく、ちょっと反省しています。

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aa●●Movie No.15●●
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リプリー ☆☆ 
 アラン・ドロンの「太陽がいっぱい」のエンディングは、アチャー!バレちゃったぁ〜!もう、こないなったら言い訳のしようがない!あきらめなしゃーない!っちゅうモンやった。
 このマット・デイモンの「リプリー」はアチャー!やっばぁ〜い!の度に人を殺しよる。もう、そろそろ、あきらめなはれ、マットくん!ちゅう感じ。それでもあきらめないマットくんは「やりすぎ」。

 原作?の本とも違うエンディングやゆうから期待してたのに、最後はガッカリ。熊本まで行って見たのに、な〜んやってな感じ。

 でも、アメリカ大好きでアメリカばっかり行ってるボクでも、おお!ヨーロッパもいいかもねと思っちゃうほど、ローマとかナポリとかいい感じで映ってたで。

 関係ないけど、マットくん、モノまね、ヘタやん?あんまり似てなかったで。

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aa●●Movie No.14●●
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グラディエーター ☆☆☆☆
 これは大画面の映画館で見て値うちのある映画やったねー。ローマのコロシアム、でかっ!。CGまるわかりやけど、あれぐらい「どーだー!見てみぃー!」て、されたら圧倒されるわ。あの大観衆とコロシアムは、エピソード1のポッドレース・アリーナを思い出させたね。

 シーザーが一番信頼をよせていたマキシマム将軍がシーザーの息子に殺されそうになるんやけど、かろうじて逃げ延びて・・・でも、奴隷になっちゃって、「グラディエーター」として生きることになるわけ。まあゆうたら、人殺しの見せ物をする格闘家やね。残酷ーっ!「ジャンヌ・ダルク」よりも、もっと痛そうやし、キョーレツに血まみれシーンばっかり。

 テーマはマキシマム将軍の復讐やねんけど、ただの個人的な恨みではないところが、最後にホロッとさせるところ。泣いたーっ。やっぱり最後に正義は勝つのダー!!こういう話は理屈抜きに喜べるからいいのダ。

 リドリー・スコット監督ゆうたら「ブレードランナー」「エイリアン」「GIジェーン(こけた!)」の人。カメラ何台つこてんねん!っちゅうシーンいっぱいで、おもろかったー。もっと、大ヒットせなおかしい映画やったで。

 トラがブスリとさされて殺されるシーンがあって、うげっ!となったけど、あれは、トラは本物やねんけど、剣がニセものやってんてー。剣の持つとこだけ撮影して、あとでCGで刃の部分を足したんやってさ。あ〜、よかった。

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aa●●Movie No.13●●
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英雄の条件 ☆☆☆
 終戦記念日にこんな「戦争を美化」した映画でええんか!と考える人には絶対おすすめできない戦争映画です。

 ベトナム戦争からの戦友の二人がおって、トミー・リー・ジョーンズはもうすぐ退役、サミュエル・ジャクソンはイエメンへ任務につく。大使館が襲われて大使を救出、暴徒を鎮圧。そこで武器ももたない一般市民(女こども)に発砲して83人を殺す。これは「殺人」か?軍事裁判にかけられて、ジャクソンさんが被告、ジョーンズさんが弁護人。息詰まる法廷劇。

 でも、ベトナムから30年ほど経ってるんだから、二人とも「あのころ君は若かった」はずなのに、同じ顔してたのがチョット・・・ってことはおいといて、「シン・レッド・ライン」とか「プライベート・ライアン」あたりから「戦争シーン」が異様にリアルになってきたけど、これもそう。ベトナムもイエメンもドキュメンタリー風。これも流行りやね。(「フル・メタル・ジャケット」もかなりやったけど)湾岸戦争をテレビで見れたから、もっとすごい映像を作らんと見てる方も納得せんようになったんやろね。

 法廷シーンがある映画は「セリフ」が大事やから集中してしまいます。それだけ緊張感もあるし、ドキドキ感もあって、まあまあよかったッスね。

 しかし、ジャクソンさん、軍服は似合わんねー。

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aa●●Movie No.12●●
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アメリカン・ビューティ ☆☆☆☆
 しょーもない話や。こんなもんが映画になって、アカデミー賞もらえるなんて、考えられん。いっこもおもろない!!と、ふつうなら怒りまくってるところ。

 しかし、あのケビン・スペイシーのオッサンの気持ち、めっちゃ分かるンやなあ、これが。分かり過ぎてコワイで。せやから、☆四つもあるんだべ。

 あの家族の悲惨な雰囲気って、めっちゃ良くわかるし、あの娘も中学になんぼでもおる「いわゆるフツーの娘」とおなじやし。フツーやねんけど、心は荒れてるねん。あの年頃の子は多かれ少なかれアレてくるもんなんや。
 他の登場人物もめちゃリアルやねんなあ。ああいいうタイプの人は、日本にも隣に普通におるで。元・海兵隊のオヤジもありえるし、不動産屋のエピソードもありえるし、ほんまに「すぐそこにある風景」やねん。それを淡々と、サスペンス調に映画にしてるねん。
しょーもない話やけど、映画になってるねん。

 いろんな映画評で、かなり「酷評」されてたけど、これって、見る人の実生活がどうなのかによって、かなり見方が変わる映画やで。私にとっては「めちゃリアル」で良かったで。

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aa●●Movie No.11●●
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ハリケーン 
 デンゼル・ワシントンが「無実の罪」でロウヤに入れられて、それを助けようとする黒人の少年とカナダ人たちのお話。なんと、あのボブ・ディランの「ハリケーン」ゆう曲は、この事件を歌っていたのね。シランかったわー。
 ハリケーンゆうのは、黒人ボクサーのことで、これをデンゼル・ワシントンが演じている。ロウヤの中のデンゼルさんは、なかなかの演技!!
 でも、あの人、あまりにも頭よさそうな顔しすぎてるから、ボクサーっちゅう感じはせえへんなあ。あんな男前の賢そうな人だから初めから「これは冤罪だ」って、わかっちゃうから、ハラハラ感もないしなあ。
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