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ここは独断と偏見による映画評のコーナーです。
映画館で見た映画だけにしぼってあります。
ネタばれもありますので、まだ見てない映画のレビューを読む時は気をつけてください。
☆は5つが最高です。

●●Movie No.168●●
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アイランド ☆☆ 2005 Jul.
 マイケル・ベイが監督だからだいたいどんな映画なのかは見る前から予想はつく。結局、思ったとおりだった。

 一番の見せ場…高速を走るでっかいトラック。積み荷はなぜか電車の重たそうなレール。近未来なのにレール?実際走ってた電車はリニアモーターらしいやつ。でも、積んでる荷物はさびさびの重たそうなレール。その積み荷の間に隠れるヒーローとヒロイン。後ろから追っかけて来る悪いヤツらの車群。それに向かって重たいレールをゴロンゴロンと落とすと…ドカーン!バコーン!グッシャー!
 もう一つの見せ場…高いビルに追いつめられるヒーローとヒロイン。ドンパチ撃たれて逃げ惑う。ついに窓からジャンプしたら、そこはビルの壁に取り付けられた大きな看板。その大きな看板に乗ったまま地上へまっさかさま。まっさかさーまーにー落ちてデザイヤ〜。ところが地面すれすれでネットにからまって助かる。工事現場の兄ちゃんが「アンタら、よっぽど神様に好かれてるんやなー」と一言。
 ところが、彼らは神様に好かれてるどころか、人間が金儲けのために作り出したクローン人間。ニセモノだ。でも長いこと地下の秘密クローン工場で生活している間にクローンだって恋心も芽生えるし、記憶だって再生するんだ。ホンモノよりもベターな人間に成長してるんだ。クローンだって生きているんだ、友だちなんだー。クローン、クローンってバカにすんなよ、クローンは人間になれるんだー!妖怪人間とは違うんだー。

 ブシェミーのニヤニヤおじさんがいつものようにいい味だしてたなー。

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●●Movie No.167●●
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宇宙戦争 ☆☆☆☆☆ 2005 Jun.
 これはオモロイ!

 STAR WARSがスターウォーズで。THE WAR OF THE WORLDSが宇宙戦争ですか…。なんとなく不思議だが、そんなことどーでもよんろーしー。ルーカス対スピルバーグの宇宙戦争は首の差でスピルバーグの勝ち!

 100万年も前から地球をねらってた宇宙人がおったのよって、いきなりモーガン・フリーマンの声が聞こえて来て「おいおい!モーガン・フリーマン出てるなんて聞いてないよー」と期待したら、ナレーションだけの出演でした。

 予告編でもやってた地面がバリバリ割れて、地下から巨大な宇宙人の乗り物(トライポッド)が出て来て、ビーム光線で人間たちを消滅させていくところは恐怖感満点!まさしく宇宙人の襲来!人間は逃げるしかないのだー。

 三本足のビグザムみたいな怪物が何機も登場して地上を蹂躙(ジュウリン)していく様子はホンマにオモロイ!現実にこんなん来たらボクなんか即やられちゃうだろうけど、トム・クルーズ一家はそうはいきません。逃げる、逃げる!家族を守るのだー!←でも決して家族愛だとかお父さんはエライというような感動モノには成り下がらない。あくまでも宇宙人大活躍。

 大阪ではトライポッドが3機もやっつけられたそうだ!日本人でもできるんだからアメリカ人もがんばるんだーという、日本向け大リップサービスのセリフもあったりして、大阪人は超ウレシイ。

 軍隊が宇宙人を攻撃するシーンはあんまりくわしくなく、宇宙人の極悪非道な情け容赦ない攻撃シーンで「宇宙人悪い!」と思わせておきながら、ついに登場した宇宙人は地球人の家に冒険にやってきて、無邪気に自転車をさわったり、地球人の写真を興味深げに眺めたり…と「宇宙人がみんな悪いというわけではありません」というスピルバーグの弁解みたいな部分はイランかったなー。

 もう1回見ても損は無い映画です。50才夫婦割引万歳。

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●●Movie No.166●●
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スターウォーズ エピソード3/シスの復讐 ☆☆☆☆★ 2005 Jun.
 ついに!ついに!全ての謎が解けた〜!そうか、そうだったのかー!

 と、見ている人が納得してくれるように、無理矢理こじつけ展開。

 ある意味、「そうなるんだ、そうなるはずだ」と見る方はすでに分かっていることばっかり。

 だから映画としての楽しみは大迫力最先端テク駆使の映像、これにつきる。オタッキーな見方と聞き方で楽しむに限る。共和国軍が帝国軍に変貌していく過程がおもしろいほどいろんなところにちりばめられていてワクワクする。
 しょっぱな、いきなりの大空中戦!「スターシップ・トルーパーズ」を完全に超えた大戦艦群。これはすごーい!タイ・ファイターのエンジン?の音がまたいいねー。帝国軍の音になってきてるじゃんかー!

 う〜ん、オタクな人と細かーいとこをアレコレぶちぶち言い合いたいなー。

 では、また来週、先行を見に行きましょうかー!

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●●Movie No.165●●
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戦国自衛隊1549  2005 Jun.
 おもんねー。

 終わって出るとき、完全に爆睡しているカップルがおった。ちょっと寝てしまったという風ではなく、完全に寝まくっている状態。座席から落ちそうになってたもん。場内清掃に来た係の人に「すいません。お客様。映画は終了いたしましたが。」と起こされるんやろなー。
「うわっ!寝てもうたー!おもんない映画じゃ。金、返せー」と怒鳴ったりしてるんでしょうかねー。

 ゴジラ・ファイナルウォーズに出てた北村一輝だけがよかったかな?

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●●Movie No.164●●
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ミリオンダラー・ベイビー ☆☆★ 2005 Jun.
 イーストウッドならではの映画。

 女もんロッキーのようにガンガン行く前半。
 突如、彼女を襲った悲劇!
 命とは…を問う重たーい後半。

 イーストウッドの音信不通の娘に書いた手紙という形で語りかけるモーガン・フリーマンの声はよかったけど、映画としてはシンドイ映画やったなー。

 のどに人口呼吸装置をつけられてて、あんなにはっきりしゃべれるもんかい?その装置をはずされたら緊急事態だからピピーとか鳴って看護婦さん飛んで来るんちゃうん?とかアラ探しでもしとかんとじっと見てられへんかったなー。

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●●Movie No.163●●
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ザ・インタープリター ☆☆☆ 2005 Jun.
 ニューヨークの国連本部でロケできた!という最初から終わりまで全部国連な映画。ニューヨークでのお気に入りロケーションのホテルが国連のそばなので何となくうれしい。そうそう、そこの角まがったとこにいつものホテルがあるのよ…みたいな。

 国連職員のニコール・キッドマンが国連内でアフリカの悪者国家の大統領暗殺計画を聞いてしまったから、さあ大変。命を狙われるハメに。そこでシークレット・サービスのショーン・ペン登場。
 ところがなんと彼女はその悪者国家の出身で、革命家との恋もありいの、親兄弟を殺されてりいの、行方不明の兄もありいの、さらにその兄も殺されてるのんわかりいので、国連職員でありながら、ついにテロリスト化してしまう。←ニコールさんの表情から、その展開は読めたけどね。さて!ショーンおじさんは大統領暗殺計画&ニコールの暴挙を止められるのか!

 バスの爆弾テロのシーンはとってもリアルで緊迫感ありすぎて現実みたいで、逆にイヤーな感じになったなあ。毎日ニュースでゆうてるから映画では見たくないよって感じかなー。

 ほとんどスッピンだったニコールさんは「ただの通訳」にしてはキレイすぎる。なんでいつもあんなにキレイでいられるんだろうか。1回何十万もするエステに行ってるからか?肥えんザイムQ10を大量に飲んでるからか?やっぱり美女だ〜!

 悪役大統領のじいさんは水戸黄門の東野英治郎に似てた。

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●●Movie No.162●●
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炎のメモリアル ☆☆☆★ 2005 May.
 ボルティモア(ワシントンDCの近く)の消防署。港で大火災。はしご車隊49も駆けつける。指示をだす署長がトラボルタ。しぶい!かっこいい!中堅の救助隊員がホアキン・フェニックス。意外とデブっとした体つき。幻滅。建物の内部崩壊でホアキンさんは真っ逆さまに落ちて意識を失っちゃう。ヤツを助けろ!!消火活動を一時中断して懸命に彼を救助に向かうが、火の手の勢いは増すばかり…。ついに署長の下した決断とは…!

 9.11以降ついにというか、やっと出来た消防さんはヒーローです!という単純明快なテーマの映画だけど、イヤミもなく、人物描写もしっかりしていて、気持ちよく泣ける。CGじゃなく本物の火を使った命がけの撮影が迫力満点。「バックドラフト」のような謎解きのおもしろさはないけど、その分、普通の消防士さんたちがいきいきリアルに描かれています。

 それにしても「炎のメモリアル」なんてエグい邦題はやめてほしかったなー。「ラダー49」のままでいいじゃんかー。

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●●Movie No.161●●
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コンスタンチン ☆☆ 2005 May.
 禁煙キャンペーン実施中!タバコ吸ってたら天国へ行けないよ!という映画。

 エクソシストのキアヌ・コンスタンチン君は肺がんで余命1年…。自殺未遂したこともあるから、このままやったらカトリックの教えでは、死んだら地獄行き決定。地獄はいやだー!だから神様に認めてもらえるようなことしてがんばろーっと。で、地獄からチョロチョロ人間界へ侵入する小悪魔をやっつけてたんやけど、どうもサタンの息子が来るらしい。これはえらいこっちゃ!

 さて、LA警察の女デカ、レイチェル・ワイズちゃん。双子の妹の不可解な自殺を捜査していくうちにキアヌ君と遭遇。2人でサタンの息子と対決することに。

「ディアボロス」か「エンド・オブ・デイズ」か「エクソシスト」かという感じの天国と地獄・神さんと悪魔の話やねんけど、CGの地獄は「あんなとこなん?地獄って」というような感想。どっちゅうことない映像。
 でもオープニングはアメコミ原作映画らしく漫画のコマ割りみたいな撮り方でカッコよかった。
 サタンがピーター・ストーメアゆう配役はぴったりでおもろい。真っ白なスーツで現れるサタンゆうのもいい。マグマ大使のゴアみたいなヤツが出てくるんかと期待したけどね。

 チェーン・スモーカーのキアヌ君はカッコよくジッポを使ってスパスパたばこを吸いまくるんやけど、ついに禁煙しちゃってジッポも死んだ仲間のお墓に置いて行っちゃう。最後までカッコよくジッポを「カチンっ」て鳴らして欲しかったなー。
 キスシーンがない!という珍しい映画でもありました。

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