ついに完結!3時間23分!怒濤の戦いと殺戮場面の連続!しかし、そればっかり!あー、しんど!
結末は分かってるわけです、こっちは。フロドは滅びの山に指輪を捨てるのです。そしてサウロンはやっつけられるわけです。こっちが勝つのです。分かってるんです。それをどう見せるか!!ここです、この映画の意義は。
1では、中つ国を見事に映像化し、旅の仲間たちをうまく結びつけながら話が進んで、アっという間の3時間。
2では、これでもか!というエキストラとCGで大迫力の戦いのシーンを描いて、ゴラム(ゴクリ)を生き生きと映像化、次作に大いに期待をもたせた。
しかし、今回はちょっともうお腹いっぱい状態。出るわ、出るわ。ベレンノールの戦いでは20万の軍隊ですか〜?ここまで多かったらもう見てられへん。数で勝負せんでもええやろ。イカついゾウまで出て来て、これは「スター・ウォーズ」の惑星ホスの戦闘のパクリじゃん!
だいたい、フロドが弱すぎる。こんな頼りないヤツに感情移入はできん。主人公ならもうちょっとしっかりしてくれにゃあ。サムの方が偉い。
白い魔法使いになったガンダルフも弱すぎる。魔法の杖でエイヤッて敵をやっつけてくれなきゃあ、見てるこっちが「老人なのに可愛そう・・・」って同情しちゃうよ。
あこがれのアルウェン、やっぱり顔が長過ぎー!
「おおっ!」と思ったのは、エンディングでアラゴルンが王になった式典で、娘のアルウェンを嫁に出す父親エルロンドの表情。これには参った。この映画で唯一の「演技」をした役者がマトリックスのエージェント・スミスだったとは!
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