■2001/06/07 (木) ドライビング・ミス・デイジー (1989年)
大女優、ジェシカ・タンディと名優、モーガン・フリーマンの懐かしの名作。
気難し屋のおばあちゃんと、その運転手との「友情」とでもいうんでしょうか。相手を尊重する気持ちがだんだん芽生えてくる過程を、さわやかに「どろどろした人間臭さ」を全く感じさせない映画です。
さわやかすぎて、うまくいきすぎて、もの足りんっちゅう感じ。
それよりも、おばあちゃんの息子のダン・エイクロイドとモーガン・フリーマンがこてこての「南部なまり英語」やったのに、おばあちゃんはユダヤ人らしく、あんまりなまらんとしゃべってたとこが、元・英語のセンセとしてはベリー・インタレスティングやったね。
モーガン・フリーマンはこういう役はぴったりハマるなあ、ほんまに。うだつのあがらない、普通の黒人のおっさんをやらしたら、超1級やで。「ショーシャンク」でもそうやった。だから、「ディープインパクト」で大統領になって出てきたときは、似合わんな〜〜という感じやった。「セブン」は、うまいことハマっとったけどね。
なぜ、頑固者のおばあちゃんが運転手を雇うことになったか、というと。
やっぱり、老いぼれてきたもんで、車庫から車を出そうとしたとき、アクセルを踏み込みすぎて、ブーッてバックのまま暴走しちゃったわけ。それで、息子がこれはあぶないと、保険会社もこんなバアサンやったら契約してくれないと、それで運転手をつけることにしたねん。
「ばあちゃん、自分の運転ミスやから、しゃーないで。」
「何言ってるんだい。あれは車の故障だよ。」
「またまたー、自分の運転ミスやのに、意地はってー。」
「ちがうって。ブレーキがきかなかったんだい。」
「運転ミスで意地はって・・・運転ミスで意地・・・ドライビング・ミスで意地・・・ドライビング・ミス・デ・イジ・・・ドライビング・ミス・デイジー!!
ばんざーい、ばんざーい、ばんざーい!!
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