50音順『サ行』

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シャンプー台のむこうに

■2003/12/25 (木) シャンプー台のむこうに(2000)

 ヘアーカットの選手権大会という変な設定なんやけど、勧善懲悪そのままの勝負の行方と散髪屋家族の絆と若い恋人たちの出会いをうま〜く、そして軽やか〜にまとめた秀作。

 散髪屋(ヘアー・デザイナーとか言うべきか)の父がアラン・リックマン。「ダイ・ハード」のハンスでんがな。そして「ギャラクシー・クエスト」のドクター・ラザラスでんがな。「ハリーポッター」でんがな。いやー、なかなかのもんです。うまいです。
 息子はジョシュ・ハートネット。「パールハーバー」でんがな。「ブラック・ホークダウン」でんがな。こんな低い声やったっけ?
 お母さんの人も、ヘアー・モデルの人も、いろんな映画で見たことある人です。さらに恋人役の女の子(実は敵役の娘)もめっちゃかわいい。ショートカットがよく似合うお嬢さんです。

 劇中で使われてる曲もまあまあおなじみのモンが多かったけど、バックマン・ターナー・オーバードライブなんて聞いたん何十年ぶりや〜??すごい選曲だ!

■2003/12/25 (木)  補足。

 ヨークシャーの田舎(舞台のキースリーはヨークシャーの田舎町)の田園風景というか、丘の上に大きな木があって、まわりは草むら?で、でもお日様の光が燦々というシーンがあったんやけど、あの風景って「どっかで見た!」と思ったのよ。どこで見たん?って、ボクはイギリス行ったことないし・・・。そうか!美術館の絵だ!どこの美術館?記憶に新しいってことは・・・シカゴかメトロポリタン?・・・ということで、今日はシカゴ美術館とメトロポリタン美術館のHPで、その風景の絵を探しまわったんやけど、成果はナシ!なんかモヤモヤする〜!

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スコーピオン

■2003/11/30 (日) スコーピオン

 みーんなエルビスの衣装を着たソックリさんがラスベガスのカジノを襲う。ところが一人が撃たれて死んで、そこから仲間割れが起きて、また一人死んで・・・。最後にケビン・コスナーとカート・ラッセルがお金の奪い合い。どっちも悪モン通し。そこにこれまた悪モンっぽい母と子が絡んで来て、誰の話が嘘で誰のがホントなの?って感じで進んで行く・・・けど、悪モンがうまいことやって「幸せに暮らしましたとさ」というのはボクは嫌いです。

 オープニングに意味不明のCGアニメ「銀サソリ対黒サソリ」がありますが、ラストシーンではこのサソリがちょこっとストーリーに関係します。あー、なるほど。だからタイトルが「スコーピオン」なの?しょーもなっ!
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シッピング・ニュース

■2003/08/17 (日) シッピング・ニュース

 なぜかラッセ・ハルストレム監督というだけで「感動!感動!」っていう宣伝のしかたは間違ってるね。別に「感動」を売り物にしてる監督じゃないもん。ただ人間ドラマをしっかりていねいに静かに描くというだけやと思うで。
 予告編では氷の上をみんなで家を引っ張って行くシーンがえらい強烈で印象に残ってるんやけど、そこがクライマックスというわけではなかった。ここ!っていう盛り上がるシーンのない映画です。でもいい映画です。

 それにしても俳優陣がすごい。ちょっと知的障害あるの?というダメ男のケビン・スペイシー。新聞社の記者に抜擢されてどんどん頭冴えて来るとこが不思議やが・・・。
 その親戚のおばあちゃん、ジュディ・リンチ。やっぱりこの人すごい!子どもの頃レイプされた兄の遺灰をトイレにほかして即オシッコするシーンなど見せ場多数。
 島の幼稚園&小学校のセンセ、ジュリアン・ムーア。最初は完全ノーメイクで登場、その後だんだんケビン・スペイシーとの仲がよくなってくるとメイクもしてきれいになっていく。
 誰じゃ!この悪女!と思ったらケイト・ブランシェット。ロード・オブ・ザ・リングもぶっとぶビッチぶりに完敗。
 新聞社の面々・・・スコット・グレン、ピート・ポスルスウェイト、リス・アイファンズ・・・三人がそれぞれの個性出し切ってた。逆にゆうと俳優の個性のおかげで監督はなんにもせんでもええ。

 舞台のニューファンドランド島について。
 ちょっと「インファント島」に名前が似てるでしょ。モスラのおる島の。だから、ずーーっと前、授業中に地図帳出してきて、「ここ、ニューファンドランド島にはモスラがおるんやぞーっ」と子どもに教えたことがある。教えられた子らが成人式のとき「あの話、ずーっとホンマやと思って信じてた」とゆってた。ゴメンね。
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頭上の敵機

■2003/08/22 (金) 頭上の敵機

 グレゴリー・ペックさんが49年のアカデミー取った作品。いわゆる「軍隊鍛え上げストーリー」なんだけど、問題の部隊がそこそこキチンとしてそうな部隊やから、なんでわざわざアンタが出て行って鍛え直さなアカンのん?という疑問もあるが、そこさえ目をつぶったら、いい映画です。

 こういうパターンの話はいっくらでも映画になってるけど、それの原形やろね。ボク的にはイーストウッドの「ハートブレイクリッジ」が好きやねんけど。

 でも、ラストの出撃で体がゆうこときかんようになって、一緒に飛べなくて本部に残らざるをえんようになったときの、ペックさんのパニックぶり。こんな精神状態になってしまうぐらい過酷な状況なんだ!というのは分かるけど、あんな状態になるような上官では困るんとちゃうのん?もう二度と飛べんやん。あの後はデスクワークに移ったんでしょうか・・・?
 そのパニックぶりと、部隊が爆撃から戻ってくるまで石のようになっちゃって、爆音が聞こえて来るとハタと我に返るシーン。あそこが見せ場なんでしょうね。
 でも、やっぱ、あんなにパニクったらアカンでしょうが。部下に示しがつかんやん。なんか、そこが気になるなあー。
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ザ・セル

■2003/07/22 (火) ザ・セル (2000)

 いやー、インド人もびっくり!と言うけど、この監督インド人やねんてー。ってことは逆にインド人にびっくりさせられたっちゅうこと?
 MTV出身の人ってちょっと映像でモノ言い過ぎ。もっときちんとした映画にしてほしいね。設定とかストーリーとかツジツマとか。超高速カメラ使って、異様なスローモーションにするヒマと金あったら、監禁されてた女の人を助けるFBIさんたちをもっと緊迫した感じで描いてよ。簡単に解決しすぎじゃん。

 犯罪捜査の一環として犯人の脳の中へ入っていってちょーって頼まれるジェニファー・ロペス。ケツでかっ!しかしキレイ!
 人の脳の中の世界なんか、そんなもん勝手に覗かんといてくれー!ゆう感じ。へたに覗かれたら何でてくるか自分でも分からんがな。ひょっとして、この犯人みたいに変態趣味まるだしやったら、どないしてくれんねん!しかしホンマに見れるんやったら自分のん見てみたい。きっと変態やろなー。

 精神世界というか脳内世界を映像化してるんやから、作ってるヤツらは好き勝手できまんがな。きっと、こんなんやでーとか適当に理屈つけて遊びまくってるんとちゃうか?しかし、犯人の脳の中のエログロさは分かるけど、なんでジェニファー・ロペスの脳の中は「どっかの温泉旅館の演芸場」みたいにちゃっち臭いん!?桜とか屏風とかピンクとか金キラキンとか・・・。

 DVDには特典映像として「脳の図解」があるという・・・。アホか。誰が喜ぶねん!
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ジェヴォーダンの獣

■2003/06/17 (火) ジェヴォーダンの獣

 なんちゅうか・・・いろんな映画をいっぱい詰め込んで無理やり一つにしたようなエゲツなく中途半端な寄せ集めフランス映画ですな。
 カンフーアクションあり、残酷殺人シーンあり、歴史スペクタクル風あり、恋愛あり、スパイもんあり、CG怪獣あり(めっちゃダサい)、狼王ロボあり、ランボーあり(怒りのアフガン)、近親相姦あり、ハムナプトラあり、なんでもありです。
 インディアンのマニが主役のようで、学者兼絵描き兼医者兼ランボーが主役のようで、さっぱりストーリーに収拾がついてない。
 それでも美術作品っぽい「映像」とカッコいいカメラワークと女優さんたちのキレイさで、なんとか見てられた。
 不思議だったのは、なぜか日本の時代劇風だったこと。この話をまるまる戦国時代ぐらいに設定して作ってもイケるで。
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ストーカー

■2003/06/30 (月) ストーカー

 原題は「ワン・アワー・フォト」つまり日本でゆうたら「30分写真」とか、すぐ現像してくれる写真屋さんのこと。

 根っからの写真好き好きおじさん、ロビン・ウィリアムスがホームセンターみたいなとこの写真カウンターで働いてて、ある一家の写真をこっそり焼き増ししてコレクションしてるねん。いろんな家族の記念写真を全部知ってるわけ。
 ところが、別の女が撮った写真に、そこの亭主が写ってたもんやから、ロビンさん、その亭主の浮気に気がつくわけ。わざわざその浮気写真を奥さんに見せたりするロビンさん。このへんが邦題「ストーカー」につながるんやけど・・・。
 そして亭主の浮気現場に潜入したロビンさん、証拠写真を撮った!・・・と、思いきや、決してエログロの写真は撮らないのよ。だって、オジサン、写真好きなんだもーんというオチでした。

 たいがいボクらも撮った写真って近所のきまった写真屋さんに出すやん?これってひょっとして「怖い」ことなんかも・・・って思ってしまう映画。ひょっとしたら全米DPE協会とかからすっごいクレームとか訴訟とかあったんとちゃう?

 その奥さんの子どもがホームセンターでエヴァンゲリオンのおもちゃを買おてほしーよーとか言う場面があってね、ロビンさんが「これ、何のおもちゃ?」って聞いたら、子どもが「正義の味方。悪者をやっつけるんだ」とか答えるんやが、持ってるおもちゃはエヴァ汎用機(白くてアゴ出てて人相悪いヤツ。まあエヴァは全部人相悪いか。)だから決して「正義の味方」じゃないのよ。監督さん!ちゃんと調べてエヴァを使ってよね。
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ジャスティス

■2003/03/05 (水) ジャスティス

 あの不死身のブルース・ウィリスがズドン!と一発撃たれて死んじゃうという衝撃のラスト。衝撃ゆうても「あのダイ・ハードのブルース・ウィリスが死んでもたでー」という意味で。ドラマ的な盛り上がりも感動もないです。

 ドイツの捕虜収容所。ヨーロッパ線戦で捕虜になったアメリカ兵士たち。そのなかにブルースさんとか「マイノリティー・リポート」のコリン・ファレルとか・・・。あとは知らん人ばっか。で、黒人パイロットが捕虜になってやってきて、人種差別とか殺人とかからんで映画はいきなり「法廷もの」へ!

 法学校2年だったコリンさんが弁護士役になって黒人兵士を弁護する。偏見によるウソの証言とか、ブルースさんの軍法会議長の分からず屋さとか、実は大脱走計画が・・・とか、盛り上げる要素はあったけど、ダラーっと暗すぎる感じー。

 もひとつですー。

 監督はTV出身のグレゴリー・ホブリットゆう人で「悪魔を憐れむ歌」「オーロラの彼方へ」の人。ふぅ〜ん、あーそう、みたいなー。
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ジャンピング・ジャック・フラッシュ

■2003/02/04 (火) ジャンピング・ジャック・フラッシュ

 誰でも知ってるストーンズの「ジャンピン・ジャック・フラッシュ」がキーになってるウーピー主演のけったいなスパイ巻き込まれ映画。

 いろんなところにロック好きなウーピー趣味?が出て来て、そういう意味で笑える。
 ミック・ジャガーに「ちゃんと英語で歌えよー」ってツっこんだり、いきなりダイアナ・ロスみたいなでっかいカツラ頭で登場したかと思うと、ドレスぼろぼろになってティナ・ターナーになっちゃったとか。
 ところが、映画そのものとしてはもひとつ笑えない。

 職場のパソコンに侵入してきた相手がイギリスの諜報員で、そのスパイを助けるために大活躍!最後にはついに姿を現わしたスパイ氏とデート!という話やけど、最後の最後に登場するスパイ氏があまりにも平凡なオッサンでガーックリ!
 こういうときにはシャレをきかして本物のスパイ(ショーン・コネリーとか)に出演してもらうとかなんとか飛び道具で勝負せにゃー。
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すべての美しい馬

■2003/02/08 (土) すべての美しい馬

「狂っちゃいないぜ」の怪俳優ビリー・ボブ・ソーントン監督作品。マット・デイモンとペネロペ・クルスが出てる、いわゆる「青春懐古ストーリー」。

 テキサスの大牧場を追われたマットくんが友達とメキシコへ渡ってカウボーイの仕事にありつくが、その地主の娘ペネロペちゃんと恋に落ちて・・・。話はもひとつ。ペネロペちゃんは相変わらずかわいい。

 あのテキサスの広ーーい空にうかんだ雲は大画面で見たいもんだ。いや!本物を見たいもんだ。
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ショコラ

■2003/01/07 (火) ショコラ 2000年

 なんとなくチョコレート屋の奥さん(ジュリエット・ビノッシュ)が西川ヘレンに見えてしょーがなかったけど、全体的に日本映画っぽっく感じたのはなぜ??気難し屋のおばあさん(ジュディ・デンチ←この人、すごい!抜群の演技!)も日本人のおばあさん女優みたいやったし、夫に暴力ふるわれて逃げて来る人も日本の女優さんっぽかったし、ほんまに邦画チック。そこが日本でも受けた理由?
 
 北風とともにやってきたチョコレート屋親子とヒッピーの一団がフランスのいなか村に風を巻き起こす・・・んだけど、それぞれのエピソードが中途半端なような。
 糖尿で死んじゃう、さっきのおばあさんと孫の話はよかった。でも家庭内暴力の夫(ピーター・ストーメア、またこんな役!)は村長の秘密を知ったために村を追放されたまま。そしてヒッピーのジョニー・デップはめでたく戻ってくる(アンタ、カッコよすぎ)。未亡人のキャリー・アン・モスは村長にホの字(アンタ、ほんまは何歳?)。ヘレンの子どもは飼っていた架空のカンガルーから卒業(おや?アンタ、ポネットちゃんやろ?大きゅうなってー)。←うまいこといくとこと、そうでないとこがあって、なんだかねー。どうせなら、最後にみんなみんなハッピー!したほうがスッキリしたような。

 監督のラッセ・ハルストレムは「サイダー・ハウス・ルール」「ギルバート・グレイブ」「シッピング・ニュース」の人。ってことは今でゆう「癒し系」?

 ガテマラかどっかのカカオを使った精力増進チョコ・・・あんなんホンマにあるんかいな?ホンマにあったら誰か一つ買おといてな。
 別にチョコが食いてーとは思わんかったが、チキンにチョコかけて食べてうまいんか?
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スノー・ドッグ

■2002/09/16 (月) スノー・ドッグ (2002)

 ムツゴロウさん、お得意の犬ぞりレースに、マイアミの歯医者さんが挑戦。ムツゴロウじじいはヤラセじゃなくても勝てるのか〜!

 ディズニー映画らしく、めちゃくちゃ分かりやすい展開で、ややこしい設定の説明なんてスっとばして、いきなり犬ぞりのハスキーたちとキューバ・グッディングJrのドタバタで笑わせてくれる。
 ちょっと犬クンたちの表情にわざとらしさ(CG処理?)があって、やーだなーという気もしたけど、吹雪の中遭難したジェームス・コバーンをみんなで暖めてる犬クンたちのシーンは胸にキューンときたね。
 でも、二人を乗せたそりがガケから落ちて、犬クンたちが引き上げるというのは物理的に無理というもんでしょう。なんぼハスキーでも、ズルズル引きずられて、全員落っこちてチーンでしょうが。それはやりすぎ。

 とは言うものの、犬ぞりレースのゴールシーンは、分かっちゃいるけど泣いちゃうのよねえ。その後のエピローグシーンは出て来た登場人物全員がめでたし、めでたしになる「お気楽エンディング」で、これまたディズニーらしいところでしょう。

 息抜きには丁度いい映画です。
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ザ・エージェント

■2002/08/23 (金) ザ・エージェント (1996)

 金、カネ、MONEYの仕事にいやんなったジェリー、突然「良心」に目覚めるんやが、世の中甘くない。スカンピンになったエージェントのジェリーについてきてくれるのは会計のドロシーとアメフトのフランクだけ。
 
 この映画はドロシーこと、レニー・ゼルウィガーのぽっちゃりした可愛らしさだけの映画。トム・クルーズはいつもの調子だし、キューバ・グッディングJr.もええんやけど、やっぱレニーですな。

 演技、うまいんか、へたなんか分からんけど、あの困った表情とあつぼったい唇がワナワナ震えただけで、こっちはまいっちゃいます。コテーン!

 あの子どもはその後「スチュワート・リトル」に同じ顔して出ています。

 監督のキャメロン・クロウは「あの頃ペニーレインと」で自伝的な映画を撮っちゃってますが、ロック好きなのが分かる選曲でした。なつかしい「ビート・オン・プラザ」のテーマ(ポール・マッカートニー)が聞けるよ!
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スライディング・ドア

■2002/07/31 (水) スライディング・ドア(1997)

 こういうヒロインにはグイネス・パルトローじゃなくてメグ・ライアンでしょう。相手の男、二人ともぶさいくでダメです。

 あのとき、あの地下鉄に乗れたら・・・と、乗れなかったから・・・という、二通りのストーリーが同時に進行していって、途中でその二通りの筋が「交錯」したりして凝ってるんで、前半は楽しめた。

 ただし、後半、妊娠した!とか事故にあって死んじゃう!とか流産しちゃった!とか、話のオチがヘビーになってきて、つまらなくなった。

 それにしても、みんなイギリス人のなかに、アメリカ人の尻軽女役でジーン・トリプルホーンがバカみたいな役で出ていたのが、もったいない!って感じでしたね。あの人、ほんとはいい女優さんなのに〜。

 世間ではグイネス・パルトローって美人だっていうけど、そうかな〜???
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ザ・コンテンダー

■2002/07/07 (日) ザ・コンテンダー

 副大統領に指名されたばっかりに、過去のいろんなことを根掘り葉掘りほじくりかえされて、かわいそうになあ。ジョーン・アレンは「フェイス/オフ」でトラボルタのヨメはんしてたけど、そのときは「なんで、こんなオバハンやねん」と年よりみたいに思ってたけど、実は56年生まれでボクより一つ下??!!年寄り顔やから、副大統領という感じはあったな。

 公開当時はクリントンのセックス・スキャンダルがあったころやから、政治家にはそういうこともあるやろうけど、下半身のそういう問題よりも、もっと大事な人間としての資質ってのがあるやろー!しょーもないスキャンダルで大統領のことをとやかく言うな!という「宣伝映画」やったわけでしょう。
 最後の大統領の大演説は「結局、そういうことだったのね」っていう感じで、半分、笑えたで。あーいうことでは「感動」できませんわ。

 「フラッド」「ブロークン・アロー」のクリスチャン・スレーターが久々?に出てたけど、ちょっと頭があぶなかったな。かなり後退してたで。かわいそうに。

 大統領役にはジェフ・ブリッジス。なんか、悪いことしてそうな人相で、ちょっとリアルやったかな?ハリソン・フォードでは、こうはいかんでしょう。

 意外なのはゲイリー・オールドマン。「レオン」「エアフォース・ワン」のあの悪役の人。かわいそうなぐらい貧相な風貌で、最後には大統領にハメられて破滅しちゃう。っていうか、前半はこの人、ほんまに憎たらしい役やったんやけどね。悪役商会みたいなもんです。

 しかし、あんなふうに過去のいろんなことを全部調べられても何にもなくって平気な人って、おらんやろな〜〜〜〜〜。おるか?そんなヤツおらんやろぉ〜。
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ザ・グリード

■2002/06/30 (日) ザ・グリード

 スティーブン・ソマーズ監督といえば、今や「ハムナプトラ」「2」「スコ・キン」で超A級になってしまたけど、これは98年の超B級傑作映画!おすすめ!

 90分で3,000人− 喰って、喰って、喰いまくれ!
魔の東シナ海を処女航海する ハイテク超豪華客船アルゴノーティカ号に 未知の恐怖が浮上する… いま、絶望の悲鳴が−−食欲をそそる!

 というのがコピーやけど、映画はイボイボミミズのお化けが3000人を食って食って食いまくったあとの話。「タイタニック」「スピード2」「エイリアン」など、おいしいとこどりのテンコモリがこれまた楽しい。イボイボミミズもにょろにょろと質感あって、気持ち悪さがいい感じ。しかし、そのミミズの親玉みたいなのんはビオランテとは???

 出てる人も、誰かに似てる俳優さんばっかりで、これもB級っぽくっておもろかった。メル・ギブソンとサンドラ・ブロックとカート・ラッセル??に似てる人が出てた。

 最後のオチもおもろいし、おすすめです。Now what?
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ザ・ロック

■2002/05/26 (日) ザ・ロック

 これは今井家ではアクションもののナンバー・ワン!として認知されてる映画!

 俳優陣がカンペキ。最初はたよんないけど、だんだん男っぽくなってくるニコラス・ケイジ。最初は誰じゃこれというぐらいルンペンみたいな感じで登場して最後は「主演」をかっさらっていったショーン・コネリー。うす青い目が「イッテしまってる」ようなエド・ハリス。ひさびさの登場で燃えに燃えたシールズの隊長、マイケル・ビーン。ハメル准将をシビアな目で見ながらも最後まで上官を裏切れないデビッド・モース。FBIのこういうエライさん役にはぴったしのジョン・スペンサー。

 こんだけの俳優とハンス・ジマーの音楽と、テンポのよいマイケル・ベイの監督と、おもろいもんにはなんぼでも金出すで〜、金集めてくるで〜という実力者のドン・シンプソン&ジェリー・ブラッカイマー製作なら絶対におもろいにきまってるやん!

 もともとマイケル・ベイゆうのはMTVとかCMとかとってた人で、カメラというか、ショットというか、コマぎれのつなぎ合わせがウマイんやろなあ。アクション・シーンをだら〜とさせんと、バチッバチってスピード感ぐいぐいで撮っていくからカッコええんやろなあ。「アルマゲドン」「パールハーバー」の監督ですがな。

 ドンパチものも、この映画みたいにラストがさわやかで、ニヤっとさせるようなエンディングなら「あ〜、おもしろかった!」っていえるのにね。
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スリング・ブレイド

■2002/03/06 (水) スリング・ブレイド ☆☆☆★

 スリング・ブレイドってのは芝刈り用のでっかい刃のついたナイフっちゅうかオノみたいな危ない刃物。

  「狂っちゃいないぜ」「シンプル・プラン」「アルマゲドン」「バンディッツ」に出てた、ちょっと変わった俳優さんと言えばピンとくるでしょう。あのビリー・ボブ・ソーントンが監督・脚本・主演した映画。

 子どもの頃、母親とその不倫相手を殺してしまった知的障害をもつカール。病院に25年も入ってて突然外の世界へ放り出される。そこである少年と出会うんやけど、その子の父親は自殺、母親はへんなニーチャンに脅されながらも関係を続けている。少年はそのニーチャンが憎くて殺してやりたいと思っている。

 その子が「殺す」という言葉を出すたびに、ドキっとしてる感じがこわい。多分、最後にはああなるんだろうなあとイヤな予感を感じさせる。うまい!ソントン・ジャムさん、うまい!本がよく出来てる!
 もうひとつの「フォレスト・ガンプ」と言っていいほどの傑作。こんな作品がうもれていたのか!と思わせる。

 精神病院でカールにつきまとって、しゃべりまくる変なヤツをJTウォルシュっていう役者がやってて、この人、いろんな映画で「悪者の上司」とか「悪者の上官」役ばっかりやってるのに、ここではロリコン殺人犯の精神病患者という役なのが、おたく的にはおもしろかった。

 ところで、ソントン・ジャムさん、今はなんと、巨乳女優アンジェリーナ・ジョリーのダンナ!
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シャイン

■2002/03/05 (火) シャイン ☆☆☆

 天才ピアニスト、デビッド・ヘルフゴッドの半生を描いたいわゆる音楽映画。
 しかし、あのオトン、あんまりや。異常な愛情やで、あれは。あんな愛され方(あれを愛と言うんかどうかもあやしいけど)されたら、子どもも狂うっちゅうねん。自分の考え方を完全に押し付けて、この世でお前を誰よりも愛していると言ってはばからないんやからね。あれはイカンわー!
 で、あのオトン、どっかで見たことあるなあー思ったら、「ミッション・トゥ・マーズ」でニコニコして出てきてた人やんか。こっちを先に見てたら、あんなニコニコして出てこられたら笑てるとこや。

 ああいう天才音楽家の普段の生活見てると、あの伝説の西村君を思い出すわ。ブルースバンド西村電鉄のギタリスト。まさに天才はああいうケッタイな生活というか、凡人には理解不能な行動をするんですわ。なんか、分かるなあ〜。

 もう一つ、音楽映画見てたら、音楽に魅せられて「音楽の神サンと交流してるんちゃうか?」ゆうような境地って、分かるような気がするんですわ。
 たかが泉たまやけど、演奏してたら、一瞬というかホワーっと自分がやってるんじゃなくて、勝手に音楽が奏でられているというか、神憑かり的な瞬間ってあるんですわ。大げさやけど、これってホンマにあるで。

 ということで、音楽映画は好きなジャンルです。
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セブン

■2002/02/15 (金) SE7EN

 監督のデビッド・フィンチャーって今では超有名で「エイリアン3」「ファイトクラブ」の監督やーってぐらいは誰でも知ってるんだけど、なんとこのひと、高卒でILMに就職してマット・ペインティングしてたんだって!うらやましー!まだ39か40になったとこやで。うらやましー!

 さて、あの箱の中身、気になりますねえ。全然、うつらないもんね。風で箱のフタがピラピラなるだけで、中までカメラが写さないもんね。でも、グィネス・バルトローの生首が入ってるはずなのよね。げげー!
 あんな救いのないエンディングはないよなあ。だれも幸せにならない終わり方やもんね。ケビン・スペイシーだけが満足して死んだけど、ブラピは人生最悪の終わり方だし、Mフリーマンはどんな引退後の生活をするんでしょう??

 たまに見たくなる映画です。
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サイダーハウス・ルール

■2002/01/28 (月) サイダーハウス・ルール

 じわじわっとくる感動モノなんですが、あまりにも地味なためボク的にはもひとつ好きじゃありません。

 シャーリーズ・セロンっていう人はスッゴクきれいな人で、外人の美人ってこういう人のことを言うのだ!っていう見本みたいな美女ですが、映画に出るとどんな役やったか印象に残りにくい人なんですわ。
 だから「15ミニッツ」にも「ディアボロス」にも「レインディア・ゲーム」にも「ザ・ダイバー」にも出てたやん、全部見てるけど、どんな人やった?っちゅう感じですわ。きれいなわりには存在感うすいっちゅうか。まだ26才やっちゅうのがウソくさい。

 孤児院の老先生役のマイケル・ケインはボクら40代には昔の戦争モノでもうお馴染み。「大侵略」「空軍大戦略」「燃える戦場」「遠すぎた橋」などなど。当時のマイケル・ケインとはもう全然違う年いった今になって、アカデミーの助演男優賞をもらったりしてます。あのころはそういう賞とは無縁だったのね。

 りんご摘みのボスをしてたデルロイ・リンドーゆう黒人俳優もいろんな映画にしょっちゅう出てます。いかりや長介そっくりの顔が忘れられません。「マルコムX」「ブロークン・アロー」「ロミオ・マスト・ダイ」など、がんばってます。でも主役をはれるほどの人ではなさそうです。いつも脇役。この映画では自分の娘をハラませたりする悪い父親ですわ。サイテー!
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推定無罪

■2002/01/20 (日) 推定無罪(1990)☆☆☆

 地味な地味な裁判の展開で、でも、ハリソン君は絶対無罪やろーと見てる方は分かってる。いろいろあって、ハリソン君の無罪は確定して?裁判は終わるんやけど・・・ほんなら真犯人は誰??それがラストの大ドンデン返しへ!!えーっ!!そうやったんかー!げげー!女は怖いー!!

 ダイ・ハードの妻ポリーをやったボニー・ベデリアという女優さんがハリソン君の妻やねんけど、この人、マコーレー・カルキンのおばさんやねんてー。
 監督のアラン・パクラは「大統領の陰謀(レッドフォードとダスティンホフマン)」とか「ペリカン文書(ジュリア・ロバーツとゼンデル君)」の監督ですわ。作り方が堅実というかち密やねえ。
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スニーカーズ

■2002/01/16 (水) スニーカーズ ☆☆☆☆

 これやねん!この見終わった後の「爽快感」。あと味の良さ!こういうのが日本映画にはないんやなあ。

 アクションとかサスペンス感とかは地味やねんけど、練り上げられた脚本で、それぞれの登場人物のキャラがよく出てて、それが映画全体にいい味付けになってる。だいたい筋は読めるんやけど、別にそんなん気になれへん。ミッション・インポシブルもぼやけてしまうがな。

 レッドフォードはまだシワくちゃやないし、ダン・エイクロイドにいじめられる元・CIAのシドニー・ポワチエもまだまだ健在。ID4のファーストレイディやった人(メアリー・マクダネル)もきれいきれいな感じでレッドフォードとは年齢的にもお似合い。最後に出てくるNSAの親玉がいつもこんな役ばっかりのジェームズ・アール・ジョーンズ(ダースベイダーの声)というのも一つのギャグ。ガンジーやってたベン・キングズレイが悪もんとはね。

 非常に爽やかなハイテク犯罪モノですわ。バンディッツもこれぐれいやったらもっと評判よかったのにね。
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スリーパーズ

■2002/01/14 (月) スリーパーズ (1996)

 おそるべきキャスト!ブラピ、デニーロ、ダスティンホフマン、ケビンベーコン、ジェイソンパトリック(スピード2)!いわゆる刑務所ものでリベンジもの。これも実話だというからへー!って感じ。これも何回も見てるけど、しょっちゅう見たくなるもんではない。なんせ、あの少年たちが悪者の看守たちにヤラれるとこは辛いから。
 監督がバリー・レビンソン。この人もエエのんとワルイのんとがはっきりした監督やね。

 看守役でケビンベーコンじゃない方の法廷で泣く人おるやん。あの人、なんちゅう役者さん?この映画では悪もんやったけど、いろんな映画にチョイ役で出てるよなあ。あの人もちょっと気になる役者さんや。
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小説家を見つけたら

■2002/01/04 (金)  小説家を見つけたら

 けったいな題名やのう。もうちょっと付け方考えて欲しいねえ。見つけたらどうなるっちゅうねん??原題が「ファインディング・フォレスター」やからショーンコネリー(元小説家)を見つけたことから黒人バスケ少年がどうなったかっちゅうことなんやけど、あまりにも日本語がベタすぎてタイトルになってないで。

 グッド・ウィル・ハンティングの監督やから?全く同じような話で、最後にマット・ディモンまで登場してきて、ちょっと笑いをさそってしまうやないの?出てこんでもええねん、ジミー大西!

 ショーン・コネリー好きにはたまらんシブイ映画で、まあ、それはそれでええねんけど、ちょっとできすぎなストーリー。これでは感動できまへん。

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スリー・キングス

■2001/10/14 (日) スリー・キングス ☆☆☆

 こんな時期によくもまあこんな内容の映画を放送できるなあ、パーフェクTVさん!見上げた根性だべ。ほめたるわ。

 湾岸戦争後のイラクにクェートから奪った金塊があって、それをパクりに行った「兵隊やくざたち」が、フセインにおののくイラン軍やそれに対抗する反乱軍、さらに関係ないのに被害を受けてる一般市民という現実を見せつけられて、彼ら一般のイラク人を救おうとする。猿の惑星のマーク・ウォルバーグ、ジョージ・クルーニー出演。

 ロスの息子情報では「FBIがラディンの家に踏み込んだら、そこにはロサンゼルス空港とハリウッドの街の模型がおいてあった」そうな。次の標的はLAか???ロスの地下鉄で異臭さわぎがあったそうやし、炭疽菌さわぎもいろんな州で起こってるし、ますます恐怖が広がっていくようです。おそろしかー。

 と思ったら、アメリカの牛肉は安全です!と新聞に広告をだせるアメリカもある。ほんまにアメリカゆう国はわからん。せやから、ボクは好きやねんけど。今、こういうこと言うとテロにあいそうやけどサ。
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シャロウ・グレイブ

■2001/10/07 (日) シャロウ・グレイブ

 シャロウ・グレイブは「シンプル・プラン」のイギリス版??
 ユアン・マクレガーが出てた。
 ひょんなことから、大金をつかんじゃった若者3人。あななたなら、さーどする?パクル?警察に届ける??この3人は大金の持ち主を切り刻んで埋めちゃった。それで、そいつの仲間からねらわれて、そいつらも切り刻んで埋めちゃった。もう、3人の間は疑心暗鬼と裏切りとネコババの嵐!
 なかなか、緊迫した映像で、よかったで。シンプル・プランがええおっさんばっかりやったのに比べて、こっちはちょっと若いぶん、やることが激しかったね。お金は魔物やねー、ほんまに。
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ザ・ウォッチャー

■2001/10/04 (木) ザ・ウォッチャー ☆☆

 キアヌ・リーブスがシリアル・キラー。う〜ん、どうもイメージが合わない。さすがに殺人シーンはそんなにリアルでもないしグロテスクでもない。だって、天下の美男子キアヌ君だもん。
 もっと、もっと、イっちゃってる目をしたヤツがやったほうがよかったよねえ。案外、ブラピなんかこういう役にはピッタリだったりしてね。
 元・FBI捜査官が殺人予告時間までに被害者を探すというサスペンスは盛り上がってたけど、なんで、最後にあっけなくキアヌ君死んじゃうのん?あんなに簡単に死んじゃったら、やっぱりサイコ・キラーじゃないやんか。海に浮かんでる死体を引き揚げてみると、ありゃりゃキアヌ君じゃなかったー。一体、キアヌ君はどこへ逃げたんだ?と、ラストはまたどこかからこっそり捜査の様子を見ているキアヌ君の横顔が・・・っていう感じで終わってくれやんとアカンでー。
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スナッチ

■2001/10/02 (火) スナッチ ☆☆

「新感覚」とか「斬新」とかゆうと、カッコええねんけど、これはただのおバカ映画ですがな。一言感想で言えば「へーんな映画っ!」っちゅうこと。
 すっげえダイヤモンドをめぐって、いろんな悪党どもがからみあってくる。それもスリルとサスペンスという雰囲気じゃなくて「ギャグの小ネタ満載のおバカ映像」で。
 ガイ・リッチー監督って、こういう作風がウリなのかな?監督の名前の前に「キチ」をつけて読むと、この映画の雰囲気そのままになります。
 まあビデオで見るには、ああ〜、ちょっとはおもろかったかな?で許されるけど、これを劇場で見てたら絶対怒ってるやろな。
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シックス・センス

■2001/10/02 (火) シックス・センス

 「シックス・センス」は1回目に見たときは「へー!なるほど!そうやったんかー!」というオチやけど、2回目以降は、ほんまに他の人にはブルース・ウィリスが見えてなかったんかどうかのチェック大会になります。こまった君のお母さんとか、自分の奥さんとか、通行人とか・・・。
 あの床用洗剤を子どもにちょびちょび飲ませて殺した母親おったやん。子どもの御葬式でそれがばれた瞬間、父親にバン!とか撃たれて殺されて、殺された瞬間に額から血を流しながら、こまった君の前に現れたりしてたらもっと恐怖やったと思うんやけど、このアイデアどうよ??
 それにしても、この映画でのこまった君の表情は天下一品やのう。ほんまにこまってるもんなあ。これ以上、こまった顔のうまいヤツはおらんやろ。しかし、こまった顔以外のしばいができんのも、こまったもんやで。
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スカートの翼ひろげて

■2001/07/30 (月) スカートの翼ひろげて ☆☆☆

 戦争中の恋愛って、いろんなプレッシャーとか「未来がないかもしれん」っていう状況があるから、その場しのぎ的なもんがあるんかなあ。この映画見てて、「パールハーバー」の恋愛ドラマと似てるなあーって思った。もう、次に会うときはどっちかが死んでるかもわからんっていう状況で、恋愛を続けるのって・・・。

 この映画の3人娘、一人は英国空軍にフィアンセがおって、一人は誰とでも寝るでーという子で、もう一人は26才でまだバージンっていう悩みがある子。この子らが「農業報国隊」みたいなもんで、田舎の農家に「勤労奉仕」にやってくる。原題の「ランド・ガールズ」って、そういう意味。ほんで、農家の若者とイロイロあるわけよ。
 しかし「スカートの翼ひろげて」って、えげつない邦題つけたもんやね。

 レイチェル・ワイズが自由奔放な子の役で出てたけど、似合ってた。「ハムナプトラ」よりはいい感じでした。
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スリーピーホロウ

■2001/07/07 (土) スリーピーホロウ ☆☆☆

 ゴシック・ホラーとか呼ばれて、こわいぞー!ってな感じの映画だと思われてますが、これは実はコメディです。
 ジョニー・デップの臭いギャグ芝居が満載の「お笑い・首無し騎士物語」だと思ってください。そう思って見ると、めちゃくちゃ楽しめます。しょっちゅう卒倒するとか、根っからの恐がりで子どもを盾にするとか、アホみたいな魔女に脅かされるとか、死体から虫が出てきてキャー!だとか。なにしろ、ジョニー・デップの瞬間ギャグのオンパレード。ほんとに楽しめます。

 あの首無し騎士になってたオッサンが「ウギャー」としか言わないとか、首をちょんぎられるパターンにもいろいろあるとか、助手になった子どもの意外と鋭いところとか、どんどん引き込まれちゃいます。

 だんだん、この映画の面白さが分かってきたかな?って思うなあ。全体にグレートーンがかった映像もエイゾウ!っていうシャレも出るわな。

 ところで、最初のシーンで馬車に乗ってて首をちょんぎられるオッサンは、あの懐かしい「スパイ大作戦」の変装のローランことマーチン・ランドーではなかろうか!いや、きっとそうだ!
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ザ・リバー

■2001/06/09 (土) ザ・リバー ☆

 メル・ギブソンは、ちょっと精神的に病んだ人というか、何かにとりつかれたような度を越した情熱をもった人というか、普通じゃない人を演じさせると、なぜかハマる役者さんですね。
「リーサル・ウェポン(1)」とか「陰謀のセオリー」とかね。

 この映画でも、自分の土地にしがみついた農業の人(ファーマー)を、イカレた感じで演じています。その土地を買い上げて、ダムにしようとしてるのが、妻の元・恋人のスコット・グレンっちゅうわけです。

 スコット・グレンもなかなか渋い役者さんですなあ。画面がしまる!っちゅうかね。

 でも、この映画って、いつの時代のアメリカなん??時代が分からん。

「おいおい、うちの土地になんばしょっとね〜」
「こんな土地、川の底にしずめてやるのよ。」
「こらぁ、なんばするとね!」
ザザザザ、ザザザザ、ザザザザー!
「こらぁ、やみれ!うちの畑に砂利ば入れるのは!」
ザザザザ、ザザザザ、ザザザザー!
「こらっ!やみれって、やみてけれ!砂利ば入れるのは、やみてくれって!」
ザザザザ、ザザザザ、ザザザザー!
「おねげえだ!砂利ば、砂利ば、やめてくり!
砂利ば・・・砂利ばー・・・ジャリばー・・・ザリばー・・・ザ・リバー」

ばんざーい、ばんざーい、ばんざーい!
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