50音順『ナ行』

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ニキータ

■2002/12/02 (月) ニキータ

 ボクの中では「レオン」よりいいかも?というぐらい評価が高かったはずやねんけど、もう一度(何度目?)見直したら、アレ?こんなもんやった?っていう印象。

 秘密工作員として訓練されていくところが、圧倒的なスゴミがあって、完全に引きこまれるんやが、その後のジャン・レノ出て来たあたりからの「精神的弱さがでて、仕事にしくじる」とこらへんが、案外、ダルい。

 教官役のチェッキー・カレも落ち着いていい雰囲気やった。この人、「ジャンヌ・ダルク」では野蛮に大暴れしてたのにね。
 大女優ジャンヌ・モローがお化粧担当というか、女の武器担当の教官で、この人とのカラミがもっと見たかったなあ。もっとエピソード入れてふくらませることできたでしょ?

 もひとつに感じた理由は、女として完全復活したニキータが意外とかわいくなかったからでしょうか?訓練中の3年間がセックス禁止だったとしても、全くの初対面のスーパーのレジ係を安易に選んじゃうのは・・・ちょっとネエ・・・。
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ニュー・シネマ・パラダイス

■2002/10/08 (火) ニュー・シネマ・パラダイス(完全オリジナル版)

 たしか公開当時のビデオを見たときは「ええ映画やな〜」って思ったし、母親にも勧めたりしてたんやから、たぶん「ええ映画」やったんでしょう。
 ところが、この「完全オリジナル版」というヤツは、見終わったとき「しょーもな!」とつぶやいてしまうようなシロモノに変わっていた。

 何がそうさせるんか、初公開版を詳しく覚えてないから書けんのが辛いけど。

 どうもそれは、中年トトと中年ヘレナの「すれ違い」の原因の解明に重点をおいてしまったからではないのかい?いわば駆け落ちの待ち合わせにアンタは来なかったじゃないか!いいえ、行ったのよ!という、よくあるパターン。
 それが原因でトトは結婚できない男になっちゃったし、ヘレナはたいしたことない男と平凡な結婚。それを今さら嘆いたってしゃーないやん。ええ中年(老年)どおしが「あ〜、なんであの時!」とかゆうても、イロっぽくないって。

 結局、子どもトトの可愛らしさがどっかへ飛んじゃって、中年トトの未練タラタラ物語になってるのが、くっさい原因でしょう。
 3時間もよう我慢して見たな〜と我ながら感心する映画でした。
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ノーバディーズ・フール

■2002/08/02 (金) ノーバディーズ・フール (1994)

 60になっても、まだアホなことして周りの人たちをハラハラさせているオジン(ポール・ニューマン)。下宿屋のおばあちゃん(ジェシカ・タンディ)とか、建築会社のエロ社長(ブルース・ウィリス)とか、メラニー・グリフィスとかいい役者さんがいっぱい。

 そのポール・ニューマンのオジンになり様が、この年になると「うらやましく」思えるのよね。なんか、分かるのよね。完全に落ち着いちゃって、いいおじいちゃんになるのもシャクにさわるし、かと言って、自分の息子にずぅ〜っと認めてもらえないってのもいやだし、若い頃にやってた意地の張り合いってのも忘れたくないし・・・。

 そういう小さなちょこっとしたオジンのこだわりだけの映画ですが、そういうのを分かる年になったのか〜と再確認した映画でした。ある意味、自分的にはショック???

 Nobody's Foolっていうタイトルは「誰もバカじゃない」ってことなんかな〜?
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ネイビー・シールズ

■2002/02/16 (土) ネイビー・シールズ

 アホらしい単純明快な戦争アクションもの。1990年の映画だから、9・11の現実なんて全然関係なし。アラブだ!テロだ!反撃だ!やっつけろー!だけの映画。
 それはそれで楽しめるけど、チャーリー・シーンがやっぱりダメ。こいつが出てくると映画がくさる。なんでやろ。なんかアカンわ。マーチン・シーン(地獄の黙示録)の息子やねんけど、顔、煮過ぎ!いや、似過ぎ!
 うわさによると、アメリカのドラマ「スピン・シティ」で、病気と闘うマイケルJフォックスの代役として活躍してるとか。ほんまかいな。

 ターミネーターのマイケル・ビーンの方がかっこよかったね。ビル・パクストンも出てたはずやねんけど、分からんかった。
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ノッティングヒルの恋人

■2001/12/08 (土) ノッテイングヒルの恋人

 アナがタッカーんちに泊まって、次の朝、家の前にマスコミがドバーっと集まってて、「スキャンダルだー」とかアナが興奮して、もう2人はお仕舞いね!と、アナが出ていく。タッカーも「終わったー」と思う。その後のノッテイングヒルの街を季節がどんどん移り変わっていって、タッカーのがっくりした気持ちの描写のシーン、大好きです。

 この映画の成功した理由のひとつは、舞台をイギリスにしたことだと思う。ノッテイングヒルにハリウッドの女優が現れたことが、この映画に「ほんわかしたリアリティ」を持たせた原因なんでしょう。

 それと、タッカーのまわりの登場人物の「なんとなくイギリス人っぽい」ところもよかったんでしょうね。

 ウチでは、「なんべんでも見る映画」の1本です。
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ナインス・ゲート

■2001/09/17 (月) ナインスゲート

 世界に三冊しか存在しない悪魔の書を求めて、ジョニーデップが行く。そして行く先々で怪事件・殺人が起きる。これは・・・最後に何が起きるンや?何が出るンや?と期待させながら、結局は何も起こらない・何も出ないという、ジョニーデップの映画にはよくあるパターン。
 あえて言わせてもらおう、カスであると!!

 あの事件以来、ニューヨークが舞台の映画には何か変な感じがする。
 ニューヨークが舞台になると、必ずと言っていいほど、ランドマークである世界貿易センタービルが映る。それが、今はもうないのだ。
 大阪でゆうたら、通天閣がもうないとか、大阪城がもうないとか、泉大津のツインタワーがもうないとか・・・。う〜ん、なんかインパクトに欠けるなあ。なにしろ、あれだけ何度も見て完全にイメージとしてインプットされてる光景がもうないのだから、これはやっぱり「変な」感じになるよなあ。
 ナンバの大阪球場ではもう野球をやってない!!みたいな感じかなあ。
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ノイズ

■2001/07/09 (月) ノイズ ☆

 空白の2分間に何があったのか!!!宇宙飛行士が事故から生還。しかし、彼はもう昔の彼ではなかった。宇宙人が彼に宿っていたのだ。そして、その妻が妊娠!どんな子どもが産まれてくるのか〜〜〜!!!
 原題は「ジ・アストロノーツ・ワイフ(宇宙飛行士の妻)」

 ところが、いくら待っても、何も出てこない。何も起こらない。おいおい、いつになったらおぞましいクリーチャーが登場するんだべ?と期待させながら、何も出てこないし、何も起こらない。
 胃の検診でバリウム飲んだ後、下剤をいっぱい飲んで、トイレに座ってるのに、○○○がでえへん!まさしく、そんなイライラ感!こらー!ええかげんに出て来ーい!きばってたら、ラストの10秒ぐらいでチョロっと水みたいな異星人が出た。
 あかんがなー。こんなちょっとやったら、アカンがな。まだまだ、バリウム残ってるがな。もっと出さんと、固まってまうがなー。固まったらエライことやでー。もっと出ろ〜〜〜!そんな感じ。

 ダメだ、こりゃ。
 それにしても、宇宙人が人間に寄生するのはエエけど、その後、いったい何をするつもりやったんでしょう?双児の子ども産んで、どないなるっちゅうねん。女の子やったら芸能界にでも入れて、モスラの歌でも歌わして、歌手に育てるのも手やけど。男の子やろ?いったいそれで、地球を滅ぼしたりできるんか〜?宇宙人も何考えてるんかわからんわ。
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