78年に出てたライブ・アルバムに未発表音源をプラスして、当時のライブをより忠実に再現した、キャメルのライブの完璧版。
それにしても、このクサイ絵のジャケットは何?ターミネーターの指からビビビって超音波?が出て、アナログレコードに当たってキラキラ!!って、あんた、それは古くさすぎるやろ。一応、赤く輝くレコードのレーベルにはトレードマークのらくだの絵がデザインされている。けど、そんなん発見しても誰も喜べへんやろ。
なんと、メンバーにメル・コリンズが正式参加してて、泣かせるサックスを聞かせてくれるが、なんせキャメルですから、どんなにがんばってもキャメルですがな。どうしても、一流のプログレのようにはいきません。
キャメルをひいきめに見てしまうボクでも、やっぱり二流やな〜と思ってしまうその原因は何か!
1. リズムが単調すぎる
プログレのくせに8ビートの速いか遅いかだけでは、あまりにも単調と言わざるをえない。ストレートしか投げられへんピッチャーは最初はええけど、やっぱり打たれるみたいなもん。だいたい、オレでもたたけそうなドラムしか鳴ってないもんね。これでは一流にはなれん。
2. 展開がダイナミックじゃない
転調してもリズムが変わっても、それほど差がないから驚かない。プログレの鉄則「どんどん展開していって変化していって、そして最後に全部出て来てフィナーレ」という曲運びにもっていけない。同じようなピッチャーが後から後から出て来るけど、みんな打たれるみたいな。
3. フレーズがふつうすぎる
ギターにしてもキーボードにしても、ギョっとさせるフレーズがない。ヒットは打つけどタイムリーが出んみたいな。満塁でもホームランじゃなくて押し出しみたいな。
まあ、スタジオ盤に比べたら、いろいろ工夫して聞かせどころも作ってるけど、やっぱり「二流に毛のはえたような」レベルですわ。
がんばれ!キャメル!がんばれ!阪神タイガース!
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