72年の大阪と東京公演のライブ盤、ロックのライブ盤では5本の指に入る名盤中の名盤。あれから30年たって、日本でもイギリスでも、そのときの録音をいろいろかき集めて、完全版とかボックスセットとかいろんなパターンで再発されてるなかの1枚。
ドラムがストトン、ストトンって鳴って、オルガンがファンファーレみたいなもん弾いて、それから始まる「ハイウェイ・スター」!!このイントロで当時のロック野郎どもは全員のけぞったもんだ。
なにしろ全曲、イアン・ギランのテンションの高さは恐ろしいかぎり。リッチー・ブラックモアのギターがどうのこうのじゃなくて、このライブが30年たってもやっぱりハードロックとして聞けるのはイアン・ギランの典型的なハードロックのボーカルの姿のおかげです。
「チャイルド・イン・タイム」のあのソプラノ・シャウトがあるから、こんなおとなしい曲でも今もちゃんとハードロックになってるのだ。
このアルバムは2枚組で「アンコールズ」として「ブラック・ナイト」「スピード・キング」「ルシール」の3曲が入っている。たいがい後で付け足した曲は出来が悪いもんやけど、この3曲はほんまにやっぱりスゴイ。ここでもイアン・ギランのテンションは最高潮。
しかし、なぜにブラックモアのギターが左側から聞こえてくるんや?たしかアイツは右で、ジョン・ロードが左やったんとちゃうか〜〜〜??
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