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ここは最近買ったCDについて文句を言うコーナーです。
こういうのは完全な趣味の世界ですから、買うときの参考にはなりませんのんで、あしからず。

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ロッド・スチュワート "スーパースターはブロンドがお好き"
Rod Stewart "Blondes have more fun"
 突然、あの曲が聞きた〜いって思うことあるでしょ。シングルヒットして、誰でも知ってて、なんぼでもクチ伴奏で歌える曲。

 ボクにのって「アイム・セクシー」はそういう曲のひとつ。だから、いつでも聞けるようにアルバム買っちゃった。安かったしー!なつかしーしー!セクシーやしー!

 このころのロッドはほんまに油のってるというか、調子に乗ってるというか、なにやってもうまいこと行くというか、すっごい勢いがあった時やね。来日公演もこのメンバーで見たような・・・。

 だから、少々おもろないハズの曲でも、この勢いで聞かせてしまうってとこあるね。今や、あの当時の勢いはないロッドさんだけど、今聞いてもその勢いを感じるのよね。これだー!っていうノリで歌って演奏してるんやなという雰囲気が伝わるのよ。去年出た新譜はチョット聞いただけやけど、そのへんのパワーがやっぱり足らん。

 シミさんが「泉たま、もっと自信もってやってやー」と言ってくれるのは、このへんの「思い込みの勢い」みたいなもんのことなのかもしれんなあ・・・と思えるほど、やってる側の「どーじゃー!ええやろー!」っていう気持ちがメッチャ分かるアルバムですわ。

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スティーヴィー・ニックス "ロック・ア・リトル"
Stevie Nicks "Rock a Little"
 85年発表のちょっと懐かしめのスティービーさん。世はマドンナとかシンディ・ローパーとかデビー・ギブソンとか可愛いセクシー系の女の子シンガーが超人気で、音的にはホール&オーツの硬めの打ち込みポップ系がぞろぞろ出てきてた頃。だから1曲目のヒットした「アイ・キャント・ウェイト」なんかモロにそういう曲。たぶんMTVでは踊りまくって歌ってたんやろなあ。くるくる回って・・・。

 でもまあ、いつものけだるいネバーっとした声が聞けるだけで、スティービーさんファンとしては納得。

 しかし、この人って化粧濃いなあー。スッピンの顔ってどんなんやろ。いつも写真では目のまわりパンダ状態やから想像できひんし、なぜかピントはっきり写してないのんばっかりやから、どんな顔か知ってるようで実はよう分からん。道で会っても分かれへんやろなあ。会うことないやろけど。

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ジェスロ・タル "ザ・ヴェリー・ベスト・オブ"
Jethro Tull "The Very Best of"
 なぜかジェスロタルの輸入盤は値段が高くて(2000円以上する)今まで買うのをためらってたんだけど、こんなベスト盤があるなんてシランかった。デビューから95年までのイアン・アンダーソン自身による選曲で全20曲。

 ぼくは「シック・アズ・ア・ブリック(例の新聞になってるジャケット・72年)」と「神秘の森(ソングス・フロム・ザ・ウッズ・77年)」の2枚しかアルバムはもってない。なんかしらんクリサリスの「寄せ集め」のんにジェスロタルの曲がちょっと入ってるのんと。後はキヨさんが「スタンダップ」を持ってたと思う。

 いちおうあの当時から注目はしてたんやけど、なかなか「難解」というかアレンジだけではグっと来ない曲が多くて、詩の世界まで理解せんとアカンという雰囲気でなぜか敷居が高いバンドやったなあ。

 20曲あるけど、70年代のとそれ以降のとでは全然レベルが違う感じ。昔の不思議な感じの曲のほうが出来はいいです。新しいのはバックがただのロックバンドになってるからジェスロタル風じゃないです。ただイアン・アンダーソンが歌ってるだけみたいな。「アクアラング」「ブーレ」「ア・ニュー・デイ・イエスタデイ」「ジェフリーへ捧げし歌」が好きだなあー。

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キャラバン "ロッキン・コンチェルト"
Caravan "Cunning Stunts"
 あー、またまたやっちゃったー。懐かしのプログレに手を出してしまった。ヒプノシスのジャケットにクラクラときてしまった。この前、「ウォータルー・リリー」を買ってがっくりきて、もうキャラバンは絶対買えへんぞ!って決めてたのにやっぱり買っちゃうのねー。なんと意志の弱い!

 1曲目聞いたとたん、あー、これ持ってるやんー。そうです。75年リリース当時は「ビート・オン・プラザ」というLPまるごと全部かけてくれるFM番組があったのです。それでカセットに録音してたから知ってるのです。

 だから1曲目のピアノのイントロが出た瞬間「あ〜、これか〜」って分かった。2曲目はグランドファンクのパクリやぞーと思ってたら、そのとおり。次はどんな曲ってことまで覚えてるから、当時はかなり聞き込んだということでしょうなあ。

 しかしやっぱりキャラバンなんてプログレでゆうたらB級というかメジャーの一歩手前なバンドなわけで、そのへんの差が歴然としてるアレンジ力というか演奏力やね。まあ、ジャケットデザインだけで持ってる価値あるかな?

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"ゴジラ モスラ キングギドラ 大怪獣総攻撃"
オリジナルサウンドトラック 音楽・大谷幸
 今度のゴジラを金子修介が監督すると聞いたとき、ほんなら特技は樋口か?音楽は大谷か?と即座に思った。それぐらい平成ガメラの制作スタッフは素晴らしかったから。残念ながら特技は同じ樋口組の神谷になったんだけど、音楽は大谷幸!!これは期待できる!!

 期待通りの出来。

 まあどの曲もガメラに似てるんだけど、そういうことって当然やし、普通やからカメヘンカメヘン。だって洋画系の音楽だって同じ作者なら同じような感じでエエねんもん。

 ガメラのときと同じで「軍隊関係」の音がめちゃカッコええで。泣きそうになるで。行けー!がんばれー!って感じです。

 とりあえずビデオかDVDが出るまでは、これを聞いてじっとガマンすることにしよう。

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フリートウッド・マック "タンゴ・イン・ザ・ナイト"
Fleetwood Mac "Tango in the Night"
 フリートウッド・マックの最高傑作は「グレーテスト・ヒッツ」だと思っているボクにとって、旧作のアルバム(87年の作品)を買う必要はさらさらないんだけど、ジャケットがきれい(アンリ・ルソーっぽい)なのとバーゲンで安かったので買ってしまった。

 「グレーテスト・ヒッツ」に入ってる曲はやっぱりエエ曲やねんけど、他にも案外掘り出し物の曲もあったんでまあ損はしなかった。

 どっちかと言うと、スティーブ・ニックスよりもリンジー・バッキンガムの方が全体的にめだってるんで、ちょっと不服。

 バックの音数は少ないのにアレンジ凝ってるんよねえ。これがまさしくフリートウッドマックらしい音なんでしょう。独特やねえ。

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キング・クリムゾン "レベル・ファイブ"
King Crimson "LEVEL FIVE (Limited Edition Tour CD)"
 レベル・ファイブ・ツアーと銘打たれた今年の11月から12月のアメリカツアーのライブ盤。演奏して録音してCDに焼いたばかりの出来たてのホヤホヤ!!これはHP限定通販の貴重なやつ。ジャケットに惨然と輝くシリアルナンバー(手書き)No.3300!!どうだ!!

 メンバーはフリップ翁とエイドリアン、トレイガン、パット・マステロットの4人。

 このCDのうれしいのは
   1. ほとんどが新曲だ!ってこと
   2. 演奏がダレてない!ってこと
   3. 全部で45分しかないってこと
 緊張感あるぅ〜。最後までイッキに聞ける〜。こういうレベルのライブ盤ならええわー。なんせ、あんまり長いアルバムはしんどい!聞いてる時間って昔のLPの時間ぐらいが最適!45分?完璧!

 一般にリリースするんかどうかはシランけど、このレベルなら「ええアルバム」になるで。今年のどのコレクターズシリーズよりもええ内容です。

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キング・クリムゾン "コレクターズ・クラブ18/ライブ・イン・デトロイト"
King Crimson "Live in Detroit,MI"
 71年末のライブ。なんとパーソネルにピート・シンフィールドがきちんと数えられている時代ですわ。またまた2枚組。
 はっきりゆうて、今回の2枚組もしんどい。いつもといっしょやん!と言ってしまえばハイそれまでよ。それを言っチャーおしまいだよ。

「宮殿」をブルースでやってるのが「初耳」なだけで、あとはホンマにいっしょです。

 いくら「コレクターズ」でも、これはマジしんどかった。

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ロン・ウッド "ノット・フォー・ビギナーズ"
Ronnie Wood "Not For Beginners"
 ストーンズが最近音沙汰なくって、ミックがこの前よくないアルバムを出して、およよ!ロン・ウッドも出してたんかいなー。

 おおー、こっちは相変わらずのロックをやってるねえ。ええやん、ええやん。レイドバックやん。だるーいやん。スタジオで仲のええもんどおしが適当にジャムってたら、こんなんできました!っちゅう感じの曲ばっかりなところが、これまた、いつものとおりでロックやでー。

 案外、のーんびりしてしまうところが年齢を感じさせるところかなあ。泉たまにはこんなんもおおてるかも。

 いつものようにジャケットの絵はロニーさんの自作。ちょっとプログレっぽいけど、うまいなあ、この人。

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アグネス・チャン "私小説"
Agnes Chan "My Love Stories"
 買っちゃったー!アグネス、ひさびさのオリジナルアルバム。アグネスの作詞した曲も2曲あり。

 しかし、詩の内容といい、曲調というかアレンジというか、テレサ・テンの歌謡曲やねんなあ。イメージしてるアグネスのあのおかしな可愛らしさがないねんなあ。まあ、しゃーないか。もう46やもんなあ。46になって、「いねむりしたのね、いーつかー」とか歌ってられへんもんなあ。
 しかし、なんで「不倫」っぽい話やとか、「体の関係」の話やとか、「年下の男の子に恋されて困っちゃうわー」とか、そういう内容になるんや〜?そんなん、あったりまえの歌謡曲・演歌路線やんかー。
 アグネスならもっとスケールの大きい歌を歌ってもおかしくないんとちゃうのん?なんや、売れない歌謡曲になってしもてるがな。

 ちょっと竹内まりあとか杏里っぽいアレンジの曲もあるけど、詩がいかん。

 ブックレットの写真がかわいいから許すけどサ。ゆうても46のオバチャンやけどなあ。しかし、いつまでたっても女の子としか見れないのが不思議。

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