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ここは最近買ったCDについて文句を言うコーナーです。
こういうのは完全な趣味の世界ですから、買うときの参考にはなりませんのんで、あしからず。

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エレクトリック・ライト・オーケストラ・パート2
"ワン・ナイト ライブ・イン・オーストラリア"
ELECTRIC LIGHT ORCHESTRA Part2 "One Night・Live In Australia"
 これもLAで買ったやつ。
 ELOパート2は「ライブも出てるらしいですよ」というケージ君のお言葉を覚えていたので探したらあった。

 97年の録音で、ヒット曲オンバレード。これはうれしい。ほとんど「ELOベスト」という選曲でガンガン続けてやってくれてる。ジェフリンはおれへんけど、大ストリングス大会で別になんの遜色も無い。いい感じ。
 なぜかコーラスがときどきアルフィーに聞こえるのがなぜ?というぐらい。

 後半のストレンジマジック〜スイートトーキンウーマン〜コンヒュージョン〜ドゥーヤ〜ロッカリアという怒濤のメドレーはうれしいうれしい!!

 お客さんもノリノリで大合唱!こういう勢いのあるELOもおもろいんじゃない?

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ブルーグラス・トリビュート・トゥ・CCR 
"ボーン・オン・ザ・バイヨウ"
THE BLUEGRASS TRIBUTE TO CCR "BORN ON THE BAYOU"
 LAのウェアハウスとかタワレコとかヴァージンレコードとか、CD屋さんをまわるだけで1日かかる。なにしろ品揃えが恐るべし!日本盤も「輸入盤」扱いでおいてある。5枚で30ドルとかいうセールもやってたりして、荷物になることを考えへんかったらナンボでも買いそう。

 で、これはCCRの名曲をブルーグラスの人が演奏しているやつ。これがまた気持ちいいのだ、実にほんわかなるのよ。ただそれだけやねんけど、ほわーってなるのよ。あー、いい気持ち。

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エレクトリック・ライト・オーケストラ "フラッシュバック"
ELECTRIC LIGHT ORCHESTRA "FLASHBACK"
ELO  まず、最初に文句を。
「こらー!輸入盤!お前、シール貼るんええけど、なんで外のビニールに貼らんと、ジャケットにモロに貼ってるねん!せっかくのジャケットの絵が見えへんやんけー!!」

 新作ズームで噂になってた、ジェフリンがリミックスしたというELOのベストアルバム。CD3枚組!30年にもおよぶELOの歴史がこれ一発で分かる。3時間半の大作。

 しかし、ELOも歴史が長いので、どのあたりの音が好きかによって、この3時間半も退屈になる部分が多いのがミソ。
 CD1にはいってるグリークのピアノ・コンチェルト(未発表)が傑作。この1と2が好みですなあ、ボクには。3からはどうも安モンのテクノ・ポップぽく聞こえてくるんですわ。

 ってことは、わざわざ高い買いもんせんでも、昔のベスト盤で済んだんではなかろうか??ちょっと後悔??
 でも、ストレンジ・マジックとかイブル・ウーマンとかイッツ・オーバーとか聞いてたら、とってもいい気持ちになるのよね。偉大なミュージシャンやね、やっぱり。

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ザ・コアーズ "トーク・オン・コーナーズ"
The CORRS "Talk on Corners"
コアーズ  ミュージック・エア・ネットワークのテレビをたまたまつけた時、女性ボーカルでフリートウッドマックの「ドリーム」を歌ってるバンドが出た。ええっ?これって、スティービーニックス?いやぁ、若すぎるやろー。誰じゃ、これは!おろっ?バイオリンなんか弾いてる女の子もおるやん。あちゃ〜っ、ドラムまで女の子かよお。何、これ!
 しかし、その「ドリーム」がえらいええ感じやったんで、それが誰なのかつきとめた。それが、このコアーズです。そして、このアルバムに「ドリーム」が入ってるんです。
 女の子3人がえらい顔似てるなあと思ったら、ギターの兄ちゃんと4人兄妹だそうです。こんなベッピンさんの娘を3人も持ったらお父さん苦労するやろなあ、心配ごとが耐えんやろなあ。

 ケルト系いやし系かわいい系のポップロックゆう感じ。かなり憂鬱(ユーウツ)系やけど。

 全17曲も入ってるけど、ええのは半分もないかな?まあ、最近のCDはぎょうさん曲が入ってる。それって、ええような悪いような。結局、いっぱい入れられるから何でもかんでも入れよる。だから、しょーもない曲もいっぱい入ってる。こんなもん、ええのんだけに絞ったら、もっと「ええアルバム」になるのになあ。しょーもない曲が足を引っ張ってるで。逆効果というやつや。

 ジミヘンの「リトルウィング」なんかやっとるんやで。有名なギターソロのフレーズをバイオリンでやったりなんかして。

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スティービィー・ニックス "トラブル・イン・シャングリラ"
STEVIE NICKS "Trouble In Shangri-la"
 「トラブル・イン・シャングリラ」ゆうたかて、ウチの近所の中華料理屋「シャングリラ」で食い逃げしてつかまった話とちゃいます。あのスティービーさんのニュー・アルバム!!いや〜、やっぱりこの人の声はシビれますがな。ええなー、ええなー。もっといじめてーってな感じ。ほんまにええ声や。

 曲もええで。特に1曲目と4曲目は、フリートウッドマック時代を思い出させる雰囲気の曲です。

 なんやしらんが、シェリルクロウとかシラン人がいっぱいゲストに参加しとるけど、そんなもんイランから、スティービーさんの声をゆっくり聞きましょう。

 高校の同窓会で「あの人」に再会したんで、このアルバム聞いてると、そのころのことが思い出されて、うぇ〜ん!涙!という感じ。ええわ〜〜!この声。

 現在、生きている女性ボーカルでは最高の人です。超お薦めです。

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エレクトリック・ライト・オーケストラ "ズーム"
ELECTRIC LIGHT ORCHESTRA "ZOOM"
 ジェフ・リンが復活した!ELOが復活した!という嬉しい噂をケージくんから聞いて、さっそく買いに走りましたがな。
 おおーっ!このジャケット!!「アウト・オブ・ブルー」の現代版やないの!うぉーっ!っちゅうて聞きましたがな。

 おおーっ!あのELOの音??あれ〜?これって、ELO?ときどき、あの頃を彷佛とさせるメロディーやアレンジもあるけど、これって「ビートルズ」か「トラベリング・なんとかーズ」やんか。ジェフ・リン一人でがんばってて、他のメンバーは?と思ったら、昔のメンバーは一人だけしか参加してへん。なーんや、せやのにELOの名前を使ったらアカンやろ。看板に偽りありでっせ。

 他のメンバーは遠慮して「ELO パート2」とかいうバンド名にしてるんやから、アンタもちょっと遠慮して「ELOのようなもの」とか「ELOもどき」とかにしといたらよかったのに。

 ぼくにははっきり言って「期待はずれ」でしたわ、ケージさん。

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キング・クリムゾン "ザ・コレクターズ Vol.4"
KING CRIMSON "The Collector's King Crimson Vol.4"
 今回の3枚組は74年のセントラル・パークでのライブ、81年モールズ・クラブでのライブ、97年ナッシュビルで録音されたデモ・テープというラインナップ。

 まあ、コレクターズ・クラブでは常識となった「どーでもええようなCD」が3枚ということです。どーでもよくても買ってしまうのは何故か??
 たとえどーでもよくても、たとえ音が悪くても、たとえ既に持っている曲ばっかりだとしても、それでも買わなければならないと思い込んでいるのが、キング・クリムゾンのファンなのです。ファンというのは、そーゆーものです。

 でも、74年のライブは「今日でデビッド・クロスがバンドを去る。悲しいなあ〜」なんてフィリップ翁がゆうてるぐらいですから、なかなか一生懸命やってますよ、4人で。
 81年のは「ディシプリン」の後のツアーらしいんですが、なんせ、音源が悪くて、こんなん、昔の海賊盤並みやんか〜って思ったけど、コレクターズクラブで出してるCDは、ゆうたら「海賊盤」やねんから、しゃーないね。

 もう一つのやつは、なんかごちゃごちゃ演奏してジャムってたら、ええ曲のネタでも見つかるんとちゃうか〜という、そういう演奏を集めたもんだから、それなりのもんです。
 しかし、こういうやり方でも、それぞれがエゲつないテクニックで演奏してはるのが、スゴイね、やっぱり。

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イエス "ハウス・オブ・イエス"
YES "House of YES ~ Live From House of Blues~"
 やっぱり見つけたら買ってしまうイエスです。別に今さら一生懸命集めて聞くほどのもんやないのは充分承知しておりますが、「昔からのツレ」やと思ってますんで、新しいのが出たら買っちゃいます。

 結果はいつも同じやねん。
「あ〜、いつものイエスやなあ。なんぼがんばっても全盛期のころには勝てんわ。終わり。」

 前のアルバム「ラダー」のメンバーでやったライブ盤です。でも昔のヒット曲もやらなしゃーないねって「サード・アルバム」とか「危機」「究極」「ロンリーハート」からもやってます。名曲「ラウンドアバウト」もやってます。
 これでオールド・ファンも喜ぶか!と言えば、答えは「ノー」
 なんか迫力ない。全部、曲のスピードがえらいスローダウンしていて、だらだらしている。演奏がしんどいからなのか、ジョン・アンダーソンがテンポについて行けないからなのか、それは分からんけど、えらいゆっくりペースの演奏で、ガクっときます。

 トレヴァー・ラビンがギャンギャン弾きまくっていたフレーズをスティーブ・ハウがコピーしてやってるっちゅうのがアカン原因かな?違うことやってもええのにね。しかし、「ロンリーハート」みたいなヒット曲をオリジナルとは違うイメージではギター弾かれへんわなあ。
 その点、リック・ウエイクマンの雰囲気を新しいキーボードの人がうまいことコピーしてるのは上手やね。

 まあ、どっちにしても「天使の歌声」のジョン・アンダーソンもトシいったで。年寄り天使やから、ちょっと声に無理があるわな。これはまあ、しゃーないんやけど。

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ローリング・ストーンズ "サタニック・マジェスティーズ"
The Rolling Stones "Their Satanic Majesties Request"
 なんで今頃?シリーズです。

 このアルバムは昔から案外評判が悪くて、たぶんオモロないんやろ〜って買うのをためらっておりました。ところが、昨今のロクな新盤が出ないという状況のため、このアルバムにまで手をのばすようなことになってしまいました。

 で、聞いてみると別に「最悪」でもなく「ビートルズのサージャント・・・のマネ」でもなく、いつものストーンズがいつものように適当な曲を好きなようにやっているという、ストーンズらしいアルバムでした。だから、失望もせへんし、ドヒャーって驚きもしませんでした。

 「シーズアレインボー」はiMacのCMに使われてたから、昔に聞いたイメージと変わってしもた。あのイントロ聞いたら頭の中でiMacがグルグル回ってるがな。昔はイントロのピアノは実は雨の音で、雨が上がった後のレインボーなんや〜と想像して聞いてたのに。

 しかしCDになったら、ジャケットがあいそないのう。LPではギザギザのマジックで、見る位置によって、絵が変わったのに。今じゃあ、ただの絵やんか。もうちょっと考えて作ってよ。と言っても、値段を高くするのはダメよ。

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"モータウン40フォーエヴァー" モータウン創立40周年記念アルバム
"MOTOWN 40 FOREVER"
 泉たまの「モータウンは元気の素」っていう曲じゃないけど、モータウンの曲はほんまに元気でるわ。なんでかなあ??

 わざわざこの2枚組を買ったのは、メリー・ウェルズの「マイ・ガイ」が聞きたかったから。これはいい曲だべ。「天使にラブソングを」でウーピーもカバーしてて、これは昔々聞いたことあるぞって感じで本物が欲しかったわけ。

 なんせ40周年やから、今までの大ヒット曲がほとんど網羅されてるから、ドライブのお供には最適!!
 特に好きなのはマーヴェレッツの「プリーズ・ミスター・ポストマン」これですわ。カーペンターズのも好きやけど、こっちは泣ける。元気がでるはずやけど、この甘酸っぱい初恋の気持ちは泣ける。今でもボクは郵便屋さんのバイクの音には敏感で、ブルルルルーって来てポストがカチャっとか音したら「おっ、何か来た」と思って即見に行くもんね。

 2枚組なのに2854円っちゅうのもよろしい。

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