やっぱり見つけたら買ってしまうイエスです。別に今さら一生懸命集めて聞くほどのもんやないのは充分承知しておりますが、「昔からのツレ」やと思ってますんで、新しいのが出たら買っちゃいます。
結果はいつも同じやねん。
「あ〜、いつものイエスやなあ。なんぼがんばっても全盛期のころには勝てんわ。終わり。」
前のアルバム「ラダー」のメンバーでやったライブ盤です。でも昔のヒット曲もやらなしゃーないねって「サード・アルバム」とか「危機」「究極」「ロンリーハート」からもやってます。名曲「ラウンドアバウト」もやってます。
これでオールド・ファンも喜ぶか!と言えば、答えは「ノー」
なんか迫力ない。全部、曲のスピードがえらいスローダウンしていて、だらだらしている。演奏がしんどいからなのか、ジョン・アンダーソンがテンポについて行けないからなのか、それは分からんけど、えらいゆっくりペースの演奏で、ガクっときます。
トレヴァー・ラビンがギャンギャン弾きまくっていたフレーズをスティーブ・ハウがコピーしてやってるっちゅうのがアカン原因かな?違うことやってもええのにね。しかし、「ロンリーハート」みたいなヒット曲をオリジナルとは違うイメージではギター弾かれへんわなあ。
その点、リック・ウエイクマンの雰囲気を新しいキーボードの人がうまいことコピーしてるのは上手やね。
まあ、どっちにしても「天使の歌声」のジョン・アンダーソンもトシいったで。年寄り天使やから、ちょっと声に無理があるわな。これはまあ、しゃーないんやけど。
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