オールマン・ブラザーズの新しいギタリスト、ウォーレン・ハインズのソロ。パっと見ぃプログレかと思うようなジャケットで、アルバムタイトルもサザン・ロックらしくない意味深な題やねんけど、ところがどっこい、内容は文句無しのサザン系スワンプ・ロック。カッコいい!
プロデューサーがチャック・リーベルで、キーボードにも参加してます。元気そうでなによりです。ピアノもオルガンもありぃのの曲は豪華です。スティーブ・ウインウッドのアレンジに似てます。
ハインズさんの声が若いときのポール・ロジャースに聞こえるときもあって、かなりドスの効いたロックを歌ってくれます。さらにギターが「ロックギターの王道」というか、がんばってた頃のクラプトンみたいで泣かせます。オールマンではスライド・ギターばっかり弾いてるのかどうかシランけど、このアルバムではスライドよりも普通に弾いてるときがカッコいいです。
マイナー調の曲が多いからか、全体の曲調が似ていてインパクトに欠ける部分もあるけど、でもかなりお薦めできるレベルです。いかにも「デュアン・オールマンに捧ぐ」といった感じの曲があって、レイナードの「フリーバード」を思い起こさせたりもします。
これは久しぶりに期待できるギタリストに巡り会いましたよ!合格!!
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