スタン・ウエッブ率いるチッキン・シャック(当時はなぜかチッキンとゆうてた。なぜチキンなのにチッキンなのだ?ひょっとしたらキッチンと混ざったのか?それとも世間は普通にチキンなのに、ボクとキヨさんだけがチッキン・シャックと呼んでただけなのか?)のトリオ編成になっちゃった時のアルバム。
三大ブリティッシュブルースバンドの間ではメンバーの取り合いが日常茶飯事だったらしいから、メンバーもころころ入れ替わっております。
フォグハットみたいに完全にロック化しないでクリーム路線というかブルースらしさを失わずにやってます。どっぷりブリティッシュな音です。1曲目の16ビートは時代を感じますねえ。泉たまの16ビートと全く同じアプローチですがな。しかし2曲目は「ホワイト・ルーム」のパクリじゃないっすか〜?ドラムソロ(あんまりすごくないんじゃが…)の曲があったりして、ひょっとしてツェッペリン意識してるところもあったんかしら?リフがそれっぽい曲もあるしねー。ところが最後の曲だけはジェファーソン・エアプレインじゃないかと思わせるアメリカンな曲に仕上がってます。不思議じゃー!これも時代のなせる技か〜?
ギター、ベース、ドラムのトリオでのドラムの役割っちゅうのはギターが2本あるバンドのドラムの役割とはちょっと違うんですねえ。リズムキープ&タイトだけでは勤まらんのです。音数とか仕掛けとか、かなり詰め込んだドラムじゃないとトリオではしんどいんですね。そう思って聞くと、このドラマー、めっちゃがんばってますよ。うまいです。
最近、紙ジャケシリーズで初期のアルバムが再発されたようだけど、好きな人は好きなんだろうなあ。
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