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ここは最近買ったCDについて文句を言うコーナーです。
こういうのは完全な趣味の世界ですから、買うときの参考にはなりませんのんで、あしからず。

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アルビン・リー&テン・イヤーズ・アフター "ソリッド・ロック"
ALVIN LEE & TEN YEARS AFTER "SOLID ROCK"
 アルビン・リーがテレビのミュージック・フェアに出たとしたら、何と呼ばれるのだろう。昔、リー・リトナーが出た時には「リーさん」と中国人のように呼ばれたんで、見てたこっちは爆笑だった。

 さて、このアルバム、リーさんがブルースをあきらめてロックンロール指向になってからのベストアルバム。あの名盤「ロックンロール・ミュージック・トゥ・ザ・ワールド」からタイトル曲を1曲目にもってきた、まさにテン・イヤーズ・アフターのドタバタロックンロール名作集。「ソリッド」なんかじゃなくて、ドタバタしてます。ドラムなんか段ボールたたいてるんじゃないかと思う程、「ヘビー」です。いいですねえ、荒くたくて!

 ブルースやってた時は「早弾き」ギタリストで評判だったけど、そんなに早弾きな印象はなかったなあ。あの当時は速く弾けるってのが、リード・ギタリストの条件みたいなとこあったもんなあ。早弾きなら寺内タケシにかなう者はいないんだが。

 著作権フリーの背景写真にギターをコラージュしてフォトショップでほいほい作ったようなジャケット以外は、意外とイケてる中身です。

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キャメル "ヌード"
Camel "Nude"
 日本風のジャケットが昔から気になってたんやけど、またガッカリさせられるのがイヤで買ってなかった。むかーし、付き合ってた女の子ってな感じで、やっぱり気になるんだよねえ、キャメルって。ちょっと好きやった時期があって、でも別れちゃって、でも時々どないしてるんやろーとか思ったりしてねえ。ガハハ。

 で、この「ルパング島から帰還した小野田さん」というニュースにインスパイアされて作ったというキャメル久々(ゆうても81年)のトータル・アルバム。これはなかなか傑作ですよ。

 いかにもキャメルだ!というメロディにほんわかアレンジ。時々ジェネシスとまるっきり同じになっちゃう展開も気持ちよくていいのだ。掘り出し物、めっけーっ。

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キング・クリムゾン "ライブ・イン・ブライトン’71"
King Crimson "Live in Brighton October 16,1971"
 またも出ました!フリップ爺の掘り出し物。今回は初登場の名曲「アイランズ」が超目玉!

 ところが、クリムゾンのサイトで発注したら届くまで1ケ月もかかった挙げ句、二枚組のくせに1枚しかCDが入っていないという欠陥品。
 メールで「CD1枚しか入ってなかったぞー。これじゃあ楽しみにしていたアイランズが聞けないじゃないかー」とクレームしたら、即送ってきた!今度は1週間で着いた。どないなっとんじゃ?

 で、その注目の「アイランズ」ですが、録音自体は客席で誰かが勝手に録ったカセット・デンスケみたいな音質でむちゃくちゃなんですが、曲はいいです。この日はメロトロンの調子もよかったみたいで、チューニングもばっちりです。

 他の曲はいつもと同じなので「一体、どのCDを聞いているのか、これは新しく買ったCDなのか、前から持ってるヤツを聞いてるのか。さっぱり分からん」状態なのであります。

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ポール・バターフィールド "ベター・デイズ"
PAUL BUTTERFIELD "PAUL BUTTERFIELD'S BETTER DAYS"
 泉たまならこれは持ってなイカンでしょう。

 なんちゅうか、ブルースなんやけど、南部なんです。

 バーボンが似合うぜ。

 たまに聴くにはもってこいの良質アルバム。

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レーナード・スキナード "ザ・ベスト1200"
LYNYRD SKYNYRD "The Universal Masters Collection"
 たった1200円でこれだけの選曲。全13曲ハズレなし!日本盤のCDも安くなったもんだ。

 なんちゅうても「サタデイ・ナイト・スペシャル」のカッコよさはしびれる。イントロのギターのカッコええこと!めっちゃリバーブ効いてるんやけどエッジが立ってるというかシャープ!これはきれい!

 超お買い得!「ワーキン・フォー・MCA」も「フリー・バード」も「アラバマ」もええぞ。

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ジミー・ペイジ&ロバート・プラント "ノー・クォーター"
Jimmy Page & Robert Plant "NO QUARTER"
 MTVで見た「カシミール」
 オーケストラといっしょにやっててメチャ緊張感あってぞくぞくーっとした覚えがあるんやけど、これはそんときの録音。ところがいっこもエエことない。だるい、だるい。他の曲もなにやらモロッコのミュージシャンを使ったとかゆうてるけど、それがどないしたん?エエことないもんはエエことないんじゃ。
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スピリット "スピリット2"
Spirit "THE FAMILY THAT PLAYS TOGETHER"
 中学生の頃、一生懸命読んでいたのはミュージック・マガジン。中村とうよう氏が編集していた硬派な音楽雑誌。これには毎月の新譜がほとんど紹介されていて、当時2000円もしたLPを買うのには最も信頼できる情報源でした。
 このジャケットを見ると、あの当時「カッコええジャケットやけど、中身もええんかな〜?」と迷っていたのを思い出します。
 子どもの頃に買えなかったオモチャを大人になってから買い集めるというのが流行っているらしいけど、これなんか「子どもの頃、高くて買えなかったLPを大人になってから集めている」典型。

 お父ちゃんがドラムをやって、子どもたちがメンバーというファミリー・バンド!!なにやら臭そうな予感だけど、ギターの子なんかジミヘンと一緒にやっていたとか、その後、ジョジョ・ガンとかに入ってるところを見ると、単なるオズモンド・ブラザーズではないみたい。
 A面は曲間がなく全曲つながっていて、ストリングスあり、お経のような歌ありで、69年当時に聞いてたら「わあ、これはプログレだ〜!」と喜んでいたに違いない。しかし、今となっては「趣味悪い」だけの、ちょっと変わったポップバンドでした。

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エルビン・ビショップ "ザ・ベスト・オブ"
Elvin Bishop "The Best of Elvin Bishop"
 1曲目が「フール・アラウンド・アンド・フォール・イン・ラブ」これが聞こえてきた時点で身震いしてオシッコちびりそうになる。これで決まりですがな。ホンマにええ曲や〜。これが聞きたいがために買おたんです。

 ベストですから、後の曲も聴きたいヤツばっかりで文句なし。適当にライブ・バージョンもあって飽きません。

 しかし、聞けば聞く程、このサウンド、泉たまそっくりです。パクった曲はないはずだけど、なぜか全体の雰囲気が似ています。なかなか新しいリズムもあるので参考になります。 ←一体いつのアルバムを聴いて「新しい」とかゆーとんじゃ??

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ブルース・ブラザーズ "ブルースいっぱいのスーツケース"
Blues Brothers "Briefcase Full of Blues"
 ハズレなし!カンペキ!元気いっぱい!マスト・バイ!
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スーパートランプ "危ないって?何がやねん!"
Supertramp "CRISIS? WHAT CRISIS!"
 スーパートランプといえば「クライム・オブ・センチュリー」「ブレックファスト・イン・アメリカ」だ!と思ってたので、このアルバムは無視してたけど、やっぱり気になって買ってしまった。気になるジャケットだし。

 「クライム…」はかなり暗いプログレの雰囲気で、「ブレックファスト…」は明るいポップな路線で、バンド自体が完全に化けてしまってるんだけど、ロジャーの歌があるから同じバンドなんだって思わせるところは、イエスの化けた頃にも似てるかも。ボクにとってのホントのスーパートランプは化ける前なのよね。だから暗い悲しい歌声のロジャーがいいです。
 エレピが8分音符でリズムをきざんで、物悲しそうなロジャー・ホッジソンのか細い歌声が聞こえて来ると、あー、スーパートランプだーって安心する。
 今、聞いても、意外とイケます。

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