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ここは最近買ったCDについて文句を言うコーナーです。
こういうのは完全な趣味の世界ですから、買うときの参考にはなりませんのんで、あしからず。

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ザ・バーズ "ザ・ベリー・ベスト・オブ・ザ・バーズ"
THE BYRDS "The Very Best Of The Byrds"
 1枚のCDになんと27曲も入って、これで1000円!安い!超お買得!えらい!アマゾンドットコム!

 はっきしゆうて、「グレーテスト・ヒットに入ってる曲」プラス「後期のちょっとカントリー風すぎるやろーという曲」さらに「イージーライダーに入ってた曲」をプラスした選曲だから、別に目新しいことも新鮮なこともなーんにもない。でもいい曲はやっぱりいい。こういうのんこそ、「癒される」と言うのだ。

 内容はともかく、気になるのはジャケットに書いてある「←360 SOUND SERIES→」という文句。
 360度がどないしたん?360度全方向から聞こえてくるっちゅうのん?スピーカー、二つしかないのに?どーやって?ほんまかいな思て、一生懸命耳をすまして聞いたけど、頭の後ろからはやっぱり聞こえてけえへんかったで。オレの耳が悪いん?これ、どーゆーこと?
 大昔、ステレオを越えるステレオゆうて「4チャンネル」ゆうのが出たこと思い出したわ。一瞬ですたれたけどね。

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キング・クリムゾン "USA"
KING CRIMSON "USA 30th Anniversary Editon"
 30周年だから大サービス、オリジナルにおまけの曲を足してあげましょう。
 はい、ありがとう。フリップさん。とは言うものの、おまけの曲って、すでに他のCDで発表されて収録済みじゃーないですか。
 まあ、そない言うなよ。あの頃のライブのテープはいっぱい残ってるもんやから。
 デビッド・クロスが演ってる時のんやから、CD売れたらデビッド・クロスんとこにもなんぼかお金まわるん?
 まあね。
 へーえ、へーえ、へーえ。
 それって、なんやらの泉とかゆうやつ?
 そうそう。ゆうてもボクは見てないけどね。
 へーえ、へーえ、へーえ。
 そのタイミング、まちごーてると思うでー。
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ペンギン・カフェ "プレリュード・エアーズ・アンド・ヨーデル"
A Penguin Cafe primer "Preludes Airs and Yodels"
 これ・・・何?
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アディエマス "ベスト・オブ・アディエマス"
ADIEMUS "The Journey~The Best Of Adiemus~"
 テレビのなんとかゆう番組でチョコっと紹介されてたからネットで調べて試聴したらアフロな感じでよかったから「これは校内音楽会でやったらオモロイかも・・・秘密兵器じゃー」と思って買った。

 買ってビックリ。このプロジェクトの中心はカール・ジェンキンスという人で、ソフト・マシーンにも在籍したことあるヤツらしい。と言ってもソフト・マシーンのよかった頃じゃなくて最近らしいんやけど。

 しかし「ヒーリング・ミュージック」とか「癒し系音楽」とかゆうジャンルは眉唾モノというか「ダメ」な音楽やね。癒しという言葉を間違って使ってる。
 だいたい、人の心が癒されるなんてのは、たまたまその人の気持ちの状態とたまたま聞いた音楽とが「ウマイことハマった」ときのことで、それはツェッペリンかもしれんし、70年代ポップスかもしれんし、決して「ヒーリング・ミュージック」ではないはず。
 その証拠にこのアルバム聞いてもボクの気持ちは全然癒されなかった。ざまあ見ろ!

 さて、14曲目の「レイン・ソング」は校内音楽会で歌われるんでしょうか〜?乞う!ご期待!この曲はええよ!マジで。

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ジェフ・ベック "ジェフ"
JEFF BECK "Jeff"
 カッコいいぃ〜ジェフ別府の新譜!最近の2作の延長線上にある作風。究極のドンシャリ・サウンド。さらに?カッコいい。どっかで聞いたことあるぞ〜というメロディとリフで案外ポップかも・・・。
 「マルサの女」もあれば、スライ&ファミリーストーンの「ウーヤカヤカヤカ、ウーヤカヤ」もあるし、サンタナの「哀愁のヨーロッパ」もあるし、いろいろあって飽きません。

 おもろいのはストリングス(オーケストラ)と一緒に演ってる曲でのソロのフレーズが一瞬だけクラプトン節になってるとこ。どうしてもそうなっちゃうのかしら。ストリングスと合わそうとすると。

 ジミー・ペイジは懐古趣味金もうけ路線、クラプトンはディナー・ショーでもやろかという大御所成り金路線。別府さんだけは今でもロックです。ジャケットの写真見ても、あんまりええ服着てないしー。がんばれー!

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21st センチュリー スキッツォイド バンド "オフィシャル・ブートレグ vol.1"
21st Century Schizoid Band "Official Bootleg volume one"
 来日のときは「こんなメンバーで今さら集まっても何も新しいことはようせんやろ。ただの懐古趣味じゃん。」と思ってわざわざ行かなかったのに、ついつい買っちゃう情けないファン心理。

 イアン・マクドナルドにジャイルズ兄弟、メル・コリンズ、それに誰や知らんギタリストが一人入っての5人編成。懐かしのクリムゾンの名曲をだいたいそのままのアレンジでていねいに再現してるだけ。だから当時の「感動」が黄泉がえるはずもない。
 どうせこのメンバーなら「マクドナルド&ジャイルス」の名曲「バードマン」をやってほしかったよ。

 vol.1と銘打ってるということはvol.2もあるってこと?それには「バードマン」が入るんかな〜?だとしても、このアルバム聞いたらどうなるか予想できるわ。全然期待できん。

 来日時のボクの想像は全くの正解だったのでした。

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キング・クリムゾン "ライブ・イン・オーランド 1972"
King Crimson "Live in Orlando, FL. Feb.27.1972"
 ボズ、メル・コリンズ、イアン・ウォーレス、そしてフリップ翁という第2期メンバーのライブ。「アースバウンド」と全く同じ時期(同じ日の録音もある)で、club2の「ライブ・アット・ジャクソンヴィル」、club9の「ライブ・アット・サミット・スタジオ」と同じ72年2月の演奏。

 この時期の演奏って案外いいのよね。だから2枚組でも、きちんと聞いても、真面目に聞いても大丈夫。100人乗っても大丈夫。

 それにしても途中のMC。フリップさんとあと誰がしゃべってるのか知らんけど、しゃべるタイミングかぶりまくってて何ゆうてんのか分からん。だいたいMCでこんなにしゃべるクリムゾンってのもオカシイような・・・。MC増えるのはエイドリアン・ブリュー加入してからとちゃうのん?

 「サーカス」はやっぱいいですよねー。

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レッド・ツェッペリン "DVD"
LED ZEPPELIN "DVD"
 売れまくっているらしい。けど、売れてあたりまえ。ボクらの世代には「あのフェスティバルホール」来日コンサートの様子がまざまざとよみがえる。そしてブラックホールだった4枚目以降のライブがやっと見られる。画像も音もジミー・ペイジによるデジタル処理で「これって昨日のライブ?」ってぐらい鮮やか。これはすんばらしいとしか言い様がない。

 参りました!カッコよすぎ!ロバート・プラント!

 1枚目のLPジャケットの裏の写真で名前と顔が間違ってたのがホンマになつかしいわー。

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レッド・ツェッペリン "ハウ・ザ・ウエスト・ハズ・ウォン"
LED ZEPPELIN "HOW THE WEST HAS WON"
 参りました!カッコよすぎ!ジョン・ボーナム!
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トニー・レヴィン "ピーセズ・オブ・ザ・サン"
Tony Levin "pieces of the sun"
 たとえ誰かのバックでめっちゃカッコええプレイをしてる人でも「ソロ・アルバム」が絶対ええか?と言えば、そうでない場合が多いのだ。

 この人もそうだったー。

 なんでこうも古臭いプログレっぽいというか、曲の構成で感動的にしようという気持ちミエミエというか、あるいは単なるバックグランドミュージックというか・・・。

 大失敗!

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